« あじさいのテーブル花 | トップページ | 川崎ローズ薔薇の花束(ブーケアレンジ) »

2012年6月15日 (金)

「生涯学習インストラクター」への道

以前紹介した、「折り紙講師」への道が比較的好評のようでしたので、 折り紙に関する資格として 「生涯学習インストラクター2級(折り紙)」を取得する方法につて、まとめておきたいと思います。

小生は2008年5月に「折り紙講師」の資格を取得した後、2009年8月に「生涯学習インストラクター2級(折り紙)」の資格を取得いたしました。

日本折紙協会が認定する「折り紙講師」の資格は、折り図の内容を正しく理解しして、実際に折り図どおりに折ることができれば、(手間はかかりますが)比較的手軽に取れる資格だと思っています。
(日本折紙協会には、さらに上位の資格として「折紙師範」、「折紙上級師範」があります。)

その一方、「生涯学習インストラクター2級(折り紙)」は、時間も費用もかかるので、かなり手ごわい資格でした。

生涯学習インストラクターは、文部科学省認定社会通信講座を実施している団体で構成されている、財団法人・社会通信教育協会認定の資格です。

小生が知る限りでは、現在「折り紙」を対照とする生涯学習インストラクターの資格を取得できるのは、NHK学園の生涯学習通信講座だけのようです。今のところ2級しかありません。

 以下、この資格の取得手順を具体的(赤裸々?)に紹介させていただきます。

生涯学習インストラクター2級(折り紙)を取得するためには以下の3つの要件を満たさなければなりません。
1.NHK学園の「折り紙」講座「やさしい折り紙」コースを優秀な成績で修了すること
2.NHK学園の「折り紙」講座「創作折り紙入門」コースを優秀な成績で修了すること
3.NHK学園折り紙講座が指定する3作品を制作し、審査に合格すること

まず、NHK学園の「折り紙」講座「やさしい折り紙」コースと「創作折り紙入門」コースを優秀な成績(? 後述)で修了する必要があります。

2つの講座をひとつづつ順番に受講する必要はないので、小生は2008年5月から2つ同時に受講させていただきました。(平成20年4月期)

「やさしい折り紙」テキストと修了証

「やさしい折り紙」コース(6ヶ月・添削4回・19,400円)は、伝承作品を中心としたやさしい作品が中心です。テキストから12作品(3作品を1回の添削に提出)を選んで添削を受けます。

小生が選択した課題作品は、「かざぐるま」「花かご」「さいふ」「はばたくとり」「かぶと」「つる」「かえる」「オルガン」「テンガロンハット」「しゅりけん」「せみ」「箱」でした。

「創作折り紙入門」テキストと修了証

「創作折り紙入門」コース(6ヶ月・添削6回・23,500円)は、河合豊影氏の創作作品を24cm和紙で折ってゆくもので、6つの課題作品の添削を受けます。

作品は折りごたえのあるものが多かったと思います。折り紙の技量より和紙の扱いや、糊の入れ方などに苦労した気がします。河合豊影氏独特の折りかたもあって、なかなか意義の多い講座でした。

課題作品を挙げておくと、「鶴の小物入れⅠ」「うさぎ」「しゃも」「コアラ」「コースターセット」「般若の面」となっています。

2つの講座の終了後、両コースの記録表(添削時の評価が記載された成績表)をNHK学園に送付し、書類審査を受けます。

ここで「優秀な成績で修了」の意味ですが、両講座すべての課題作品の添削評価がA以上である必要があるそうです。
(ちなみに小生の成績は、A◎評価が5コ、A○評価が8コ、A評価が5コでした。意外とまともな成績だったことに少しビックリです。)

一度でもA以下の評価を受けるとすべてが無駄になってしまうので、提出用作品を折るのは緊張しましたね。簡単なものでも真剣にならざるおえません。

2講座の記録表(恥!)

書類審査でOKがでれば、最後の実技試験に臨みます。審査申し込みの書類(審査料・教材費:30,000円)等を送付すると実技試験の課題と材料が届きます。

実技試験(1次審査)の課題は、「かご」「鳳凰」「面の花挿し」の3点でした。(期限1ヶ月)

小生なりにがんばって課題に取り組んだのですが、残念ながら1次審査で合格することは出来ませんでした。丁寧な添削をいただきましたが、「糊の入れ方、紙の裏打ちの仕方など、折ること以外の要素で合格基準に達していない」という評価のようでした。

まだ再審査があるとのことなので、気を取り直して取り組みました。

再審査の内容は、図だけ描かれた作品(修行僧)に、折りかたの説明(キャプション)を入れ、図の裏表を色分けして、折り図を完成させるものでした。(期限2週間)

初めて見る作品でしたので、実際に折ってみながら、裏表を色鉛筆で塗りわけ、キャプションを入れ提出しました。

こんなふうにして、2009年6月にようやく実技試験の合格をいただきました。

どうにか取れた生涯学習インストラクター認定証書

この後、資格認定申請の書類、顔写真等(資格認定申請料:12,000円)を送付し、(財)社会通信教育協会から「認定証書」と「認定書」が届いたのは2009年8月でした。

振り返ってみると費用はだいぶかかってますね。Total:8万5千円くらいでしょうか、受講料や審査料には、教材費(練習用の折り紙と本番用の和紙など)が含まれていますので、まあこんなもんかなとも思いますが・・・。
(審査料3万円と聞いた時には、なにか悪い商法にでもひっかかちゃたかとも思いましたョ。こんな資格取りたいと思う人いるんでしょうか…、あっ!ここに1人いました。)

資格取得のためにはやむ得ないのですが審査料、登録料などを考えると、NHK学園の「折り紙」講座は意外とリーズナブルな価格設定かもしれません。(もちろん講座内容が好みに合えばですが)なお、経費節減のため、NHK講座はDVD教材なしのコースを選びました。

苦労した生涯学習インストラクターの認定証書なんかより、NHK学園の修了証書のほうがずっと立派なのが、なんかちょっと残念ですね。(修了証書は成績にかかわらず作品添削をすべて受ければもらえますから)

こんな風にして取得した生涯学習インストラクター2級の資格ですが、実際のところ(折り紙講師の資格も同じですが)資格を得ても何にも変わるところはありません。単なる普通の折り紙愛好家が、折り紙に対する愛着心や情熱を、公に認められる形で表すことができる程度のことかなぁと思っています。(早い話自己満足ですネ。)

以上長くなりましたが、折り紙に関する資格が取りたいと思う方は、「折り紙講師」への道とあわせて参考にしていただければと思います。

 

お気に召しましたら投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

折り紙教室の講師依頼ございましたら、検討させていただきます。
プロフィールページにメールフォームがございますのでご利用ください。

ギャラリー入口
「薔薇と折り紙の日々」イメージギャラリーを、設置しております。

お時間ある方はどうぞお立ち寄りください。 

|

« あじさいのテーブル花 | トップページ | 川崎ローズ薔薇の花束(ブーケアレンジ) »

折り紙」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 履歴書バイブル | 2012年6月29日 (金) 11時38分

>> 履歴書バイブル さん、

ご訪問・コメントありがとうございます。
かなりマニアックな資格とは思いますが、少しでも参考にしていただければ幸いです。
また遊びにいらしてください。

投稿: なか(管理人) | 2012年6月29日 (金) 16時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1258064/44593115

この記事へのトラックバック一覧です: 「生涯学習インストラクター」への道:

« あじさいのテーブル花 | トップページ | 川崎ローズ薔薇の花束(ブーケアレンジ) »