« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月

2012年7月30日 (月)

折り紙講習会(2012サマースクール)のご報告

7月28日に開催されました、神奈川県障害児学校教職員組合主催の2012サマースクールに、折り紙講習会の講師として招かれましたので報告させていただきます。

場所は横浜の神奈川県民センターの301会議室でした。
折り紙講習会作品サンプル
スタンダードローズ(川崎敏和氏・Hyo Ahn氏) 、ひらいたバラ(川崎敏和氏)、カブトムシ(臼田隆行氏)、ひまわり(ニルバ・フィーナ・ピラン氏)、きつね(笠原邦彦氏)、ヨット(青木光枝氏)、木(津田良夫氏・川崎敏和氏)

講習させていただいた作品は以下の通りです。

指慣らしとして伝承の「鶴」と「はばたく鶴」を作成し、「スタンダードローズ」(川崎氏・Hyo Ahn氏)でねじり折りの練習を行い、川崎敏和氏の「ひらいたバラ」に取り組みました。

その後、笠原邦彦氏の「きつね」、青木光枝氏の「ヨット」を作成しました。

ニルバ氏の「ひまわり」、臼田隆行氏の「カブトムシ」は時間の関係で作品サンプルのみの配布となりました。

やはりバラは難しくて苦労されていたようでした。30分以上時間延長するほど皆さん熱心に取り組まれていました。

折り紙講習会作品サンプル

猛暑の中、ご参加くださいました先生方、開催スタッフの皆様、たいへんお疲れ様でした。


どれか一つでも気に入りの作品になって、受講された先生の財産になればよいと思って います。 先生方ならびに生徒さんの間で折り紙の輪が大きく広がってゆくことを祈っています。

お気に召していただけたら、ぜひ投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

各作品の出展は以下の通りです。

スタンダードローズ(川崎敏和氏・Hyo Ahn氏)
    http://www.bloom4ever.com/origami-rose-standard.php
ひらいたバラ(川崎敏和氏)
    折り紙夢WORLD (川崎敏和 著)朝日出版社
きつね(笠原邦彦氏)
    博士の折り紙夢BOOK (川崎敏和 編・著)朝日出版社
ヨット(青木光枝氏)
    おりがみ4ヶ国語テキスト (日本折紙協会)
カブトムシ(臼田隆行氏)
    月刊おりがみ第407号(日本折紙協会)
ひまわり(ニルバ・フィーナ・ピラン氏)
    博士の折り紙夢BOOK (川崎敏和 編・著)朝日出版社

折り紙教室の講師依頼ございましたら、検討させていただきます。
プロフィールページにメールフォームがございますのでご利用ください。

現在開催予定の折紙教室の詳細情報へのリンクが左サイドバーサイトマップの辺りにありますのでご覧ください。ここからも飛べます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月29日 (日)

ブログラム 折り紙ブログランキングで1位に(再び)

Blogram(ブログラム)というブログの成分や概要を独自に解析してくれるサイトの、 部門別(折り紙ブログ部門)で、なんと1位にランキングされました。

Brogramranking

実は2009年12月にも1位になっていたのですが、しばらくブランク(放置ともいう)がありましたので、返り咲きです。

これもブログを見てくださる皆様方、応援クリックしていただいた方のおかげです。ありがとうございます。今後も記事内容の充実に努めさせていただきます。

おそらく、瞬間最高値(追い風参考記録?)となるかもしれませんが、今後とも引き続き訪問・応援をいただきますとたいへん嬉しいです。

ところで、当ブログの歩き方ですが、左サイドバーの「カテゴリー」から興味あるジャンルを選んでいただくのが見やすいと思います。サイト内検索(左サイドバー)も便利です。

全記事タイトルはサイトマップでリストとしてご覧になれます。

写真だけごらんになりたい方はイメージギャラリーからどうぞ。
最近の写真と、まだ記事になっていない写真が見れるかもしれません。

左サイドバーには、折り紙教室のご案内もございますので神奈川県近隣にお住まいの方はご覧いただけると嬉しいです。

お問い合わせ・ご質問などある場合には、プロフィールページメールフォームがございますのでご活用ください。

このような拙いブログではございますが、「趣味の折り紙」に、「夏休みの工作」に、「折り紙の御託・薀蓄の充実」などなど、骨までしゃぶりつくしていただければ幸いです。

お気に召しましたら投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年7月27日 (金)

普通の折り紙で折る川崎ローズ「薔薇」

     お子さんにもできる父の日のための簡単なバラの作り方(第2弾:本格1枚折り)はこちらです。

川崎ローズ「薔薇」
川崎ローズ「薔薇」 手前3つは普通の折り紙で折ったもの15cm,24cm,24cm
赤い薔薇の花束は以前の黄色の色違いです。Image Galleryはこちら

最初に言葉の定義が必要かもしれませんね。「普通の折り紙」とは、裏の白いいわゆる普通の折り紙です。

ご存知のように、初代の川崎ローズ「バラ」は普通の折り紙で折ることができるのですが、ちょっと難しい川崎ローズ「薔薇」は紙の裏側の白い面が出てしまうので、両面同色の折り紙が必要です。(「バラ」と「薔薇」のちがいはこちら

まあ白い薔薇なら全く問題ないのですが…。

両面同色に限定すると使用できる紙は制限されますし、折り紙ならではの色数の豊富さや、色飽和度の高い鮮やかな色彩で折れないのは残念です。

普通のおりがみなら、15cmなら60色24cmなら50色 程度が市販されており、入手もしやすいと思います。

どうにか「普通の折り紙」で「薔薇」が折れないものかと考えてみましたのでご報告します。

誰もが最初に思いつくのが、2枚の「普通の折り紙」を貼りあわせて、両面同色の紙を作ってしまう方法です。難点は同じ色の折り紙が2枚必要になることと、用紙+糊で厚みが増しモッサリして折りにくくなることでしょうか。それに2枚の紙をきっちり皺なく貼りあわせるのは以外に難しいものです。
糊が乾くまでに折り上げて、ウエットホールディング的効果や形状の安定化に期待するという考えもあるかとも思います。

この他には、1枚の「普通の折り紙」をざぶとん折りして両面同色の紙とみなす方法もあります。
難点は紙のサイズが小さくなってしまうことと、糊付けした際のモッサリ感でしょうか。

糊付けせずに折ることも可能ですが、「薔薇」固有の傾いたグリッド(格子)と、ざぶとん折りの対角45度のラインが干渉して非常に折りにくいようです。

これら2つの方法は、「薔薇」に限らずすべての折り紙に適用可能な方法ではあるのですが、今ひとつ芸がないように思います。「薔薇」の特徴的な折り方にマッチした方法はないのでしょうか。

そこで、もう一度「薔薇」の構造を観察してみましょう。

「薔薇」のグリッド構造
「薔薇」のグリッド構造

川崎ローズ「薔薇」は正方形の用紙に斜めにグリッド(格子)を入れて折ってゆくのが特徴ですが、これは用紙の内部に22.5°傾いて内接する正方形があるとみなすことができます。

内接する正方形に着目すると、この正方形にとっては各辺に平行な、縦横垂直な通常のグリッド(正方格子)になっています。この内接する正方形で基本的な「ばら」を折り、正方形の外側の領域が外周花弁として追加される構造です。

裏面の白い部分が表に表れてしまうのは、この外周花弁に相当する部分(の裏側)です。そこで、以下のように外周花弁の裏側近辺のみを2重(両面同色)化してみました。

外周花弁の裏近辺のみ2重(両面同色)化する
外周花弁の裏近辺のみ2重(両面同色)化する

必要最小限のエリアのみを2重(両面同色)化するのは、用紙が小さくなってしまうことを少しでも防ぐことが狙いです。さらに、傾く角度を22.5°とすることで「薔薇」固有の斜めグリッドと高い整合性が期待できます。

実際に折ってみると…。

普通の折り紙で折る「薔薇」
普通の折り紙で折る「薔薇」

見事に裏側の白い面を出すことなく折ることができます。グリッドとの親和性も高く、慣れれば糊付けなしでもきれいに折れるようです。(最初のうちは角だけでも軽く糊付けしたほうが良いようです)

普通の折り紙で折る「薔薇」
普通の折り紙で折る「薔薇」

紙の合わせ目のラインが出ますが、ほとんど気にならないと思います。



以下に簡単に用紙の折り方を示しておきます。

基準の折り目

まず用紙に基準の折り目をつけておきます。

傾いた正方形の対角線

この基準の折り目を利用して22.5°傾いた正方形の対角線(ピンク)を付けます。

さらに、22.5°傾いた正方形の辺(青)を谷折りすれば用紙の完成です。

用紙の完成

こちらが裏面になりますので、ひっくり返して通常通り川崎ローズ「薔薇」を折ってみてください。

紙の大きさをざぶとん折りの場合と比べてみると、
ざぶとん折りとの比較
ざぶとん折りとの比較

大きさ的にはあんまり変わらなかったですね。まぁ、ちょっとは優位ということでご容赦ください。
ただし、グリッドとの整合性の良さはなかなかで、素直にきっちり折れるようになった気がします。

正確に計算してみると、元の正方形1に対してざぶとん折りが 0.707 (1/√2)のサイズになるのに対し、この方法では 0.765 と約8.2%程度大きくなります。(やっぱりわずかですね)
ちなみに24cm折り紙は18.4cm、15cm折り紙では11.5cmの両面同色折り紙と同等になります。(関数電卓とか久しぶりに使いました!)

大きさ以外の問題点としては、余計な折り目が付いてしまうためちょっと折りにくくなることでしょうか。(もちろん2枚重ねによる折にくさは本質的にあるわけですが…)
いずれにせよ、通常の折り方でよく練習してから取り組まれることをお勧めします。

両面同色の用紙が無いけど、川崎ローズ「薔薇」が折りたいという方は、ぜひお試しいただくと良いと思います。ただし、15cmの折り紙では、小さくなりすぎてちょっときびしいかもしれません。タント紙 (両面同色紙)を使ったほうが賢明かと…

お気に召しましたら投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

川崎ローズ「薔薇」はこちらに掲載されています。

  川崎敏和著「究極の夢折り紙」(朝日出版社)

  川崎敏和著「折り紙夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)

  川崎敏和著「バラと折り紙と数学と」(森北出版)

折り紙の楽しさを感じていただけたら、ぜひお近くの折り紙教室へ。
折り紙教室の詳細はこちらです。

折り紙講師のご用命も承っております。ご依頼・お問い合わせは、プロフィールページメールフォームをご利用ください。

 

「薔薇と折り紙の日々」イメージギャラリーを、設置しております。
お時間ある方はどうぞお立ち寄りください。 
写真のクリックでギャラリーページに
パンジーの花束 小さな花束-1 クリスマスの飾り(天使と修道女)-3 クリスマスの飾り(リース)-3
折り紙教室サンプル2013冬-2 5角形から折る川崎ローズ「薔薇」(2) ねじり折りバードベースローズ(2重中割り折り)-2 Swirl Rose(渦巻きのバラ)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012年7月18日 (水)

ひまわりのアレンジ

最新のアレンジ、「ひまわりのテーブル花」はこちらです。

横浜は梅雨も明けて夏本番がやってきました。今回はひまわりのアレンジです。

ニルバ氏の「ひまわり」のアレンジ
ニルバ氏の「ひまわり」のアレンジ

ニルバ・フィーナ・ピラン氏の「ひまわり」をテーブル花と、花束にアレンジしてみました。
ご存知のように、ニルバ氏の「ひまわり」は、川崎敏和 編・著 「博士の折り紙夢BOOK」(朝日出版社)に掲載されている作品です。

「ひまわり」も色々な折紙作家さんが創作されていますが、このニルバ氏の「ひまわり」は折り上がった作品に厚みがあって、その立体感もさることながら、生命の躍動感を感じさせる夏らしい元気な力強い作品です。

なによりも折り上げる工程で、花が蕾から徐々に開いて開花してゆく様子がとても楽しい作品だと思います。

ニルバ氏の「ひまわり」の花束アレンジ
ニルバ氏の「ひまわり」の花束アレンジ

他の花の折紙と比較して、「ひまわり」は大きいですから4輪、5輪と花の数を増やさなくてもボリュームのある花束になります。その分アレンジ作品を短時間で仕上げることができて、たいへんありがたいです。

花束アレンジは、いつものブーケ構造(?)に大き目の葉(伝承作品)3枚と、「ひまわり」3輪を配置したものです。薔薇の花束と比べたりすると、あっという間に出来上がります。

ニルバ氏の「ひまわり」のテーブル花
ニルバ氏の「ひまわり」のテーブル花

テーブル花のアレンジは、いつもの花台(?)に正4面体のフレームを取り付け、葉(伝承)3枚と、「ひまわり」3輪を配置したものです。これもあっという間で、ちょっと手抜きだったかと感じたりしますが、「ひまわり」の存在感が大きいのでこれで良しとしました。

先日、ニルバ・フィーナ・ピラン氏の書籍 Origami in fiore (Nilva Fina Pillan)1987を見る機会がありました。この「ひまわり」は”GIRASOLE”として掲載されています。(作品名がイタリア語だとピンとこないんです)

Origami_in_fiorenilva_fina_pillan 面白いのは川崎氏の書籍と折り方が少し違っていることです。川崎氏の書籍では「あやめの基本形」から紙の内側を開いて正方形の蕾を形成し、蕾の下部を折り上げるのに対して、ニルバ氏は「かえるの基本形」からそのまま蕾を形成しています。
「かえるの基本形」から紙の内側を開くと、既に下部の折り上げられた蕾が出来上がります。こちらのほうが少し手順が少ないですね。一方、川崎氏の折り方は、蕾を折る工程での歪を開放(分散)できるメリットがあるようです。

ちなみに「かえるの基本形」と「あやめの基本形」の違いは、中央の三角の突起が上を向いているか下を向いているかの違いです。折紙協会のテキスト等では「あやめの基本形」ではなく、「かえるの基本形2」と表記されているものもあるようです。

さらに、川崎氏の書籍には、『完成した「ひまわり」をひっくり返すと「シクラメン」にみえませんか』との記載があるのですが、ニルバ氏は同じ書籍で、”GIRASOLE”をひっくり返した作品を”DALIA”(ダリア)として紹介しています。こちらのほうが納得できますかね。(シクラメンってそんな花だったけ、という長年の悩みが解消されました!)

ダリア(ニルバ・フィーナ・ピラン氏)
ダリア(ニルバ・フィーナ・ピラン氏)

これから暑い節電の夏本番到来となりますが、まめな水分補給と鮮やかな花の折紙で楽しく乗り切ってください。

お気に召していただけたら、ぜひ投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

このような、お部屋に飾ったりプレゼントに使える作品を作る折紙教室の開催を予定しております。ご興味ある方は、詳細情報へのリンクが左サイドバーサイトマップの辺りにありますのでご覧ください。ここからも飛べます。

 

ニルバ・フィーナ・ピラン氏の「ひまわり」が掲載されている書籍はこちらです。

川崎敏和 編・著 「博士の折り紙夢BOOK」(朝日出版社)

 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2012年7月13日 (金)

1分ではちょっと無理な1分ローズ(5枚花弁も)

川崎敏和氏は、いろいろな種類のバラを考案(創作)されていますが、今回は比較的新しい(といっても発表されたのは2000年頃ですが)「1分ローズ」(いっぷんろーず)をご紹介します。

これまでの川崎ローズとは違った、まさにニュータイプの呼称がふさわしいバラです。

川崎敏和氏の1分ローズ(1)
川崎敏和氏の1分ローズ(1)

一分?・・・大胆な名称ですよね。従来のバラが「手順が複雑で折るのに時間がかかる」という声に呼応して「1分で簡単に折れる」ことをアピールした名称だと思われます。

しかしながら、なかなか1分で折ることは困難です。

川崎敏和氏の1分ローズ(2)
川崎敏和氏の1分ローズ(2)

折る工程数そのものは少ないのですが、端と端、角と角とを合わせて折ってゆく従来の折り紙と異なり、目安で折ってゆくので、なかなか形が定まりません。

この作品が掲載されている川崎敏和氏の「折り紙夢WORLD 花と動物編」をにらみながら、どう折るのが正解なのか、非情に悩ましく思っていたのですが、2009年12月に発売された川崎敏和著「究極の夢折り紙」では、ついに型紙が添付されました。

もし、同じように悩まれている方がいらっしゃいましたら、この型紙を使って一度折って見ることをお勧めします。あー、こんな感じなんだと実感できると思います。一度感覚を掴んでおけば、あとは型紙を使わなくても上手く折れるようになると思います。

オリジナル1分ローズ
4角形から折るオリジナル1分ローズ

さて、オリジナルの1分ローズは正方形から折って、内周の花弁は4枚、外周の花弁は4枚になります。花弁枚数を増やして、もうちょっとボリュームを出してみましょう。

5角形から折る1分ローズ
5角形から折る1分ローズ

5角形の用紙から1分ローズを折るとこんな感じになります。内周・外周花弁ともに5枚になって、だいぶにぎやかになってきました。

以前、初代の川崎ローズ(福山ローズ)ちょっと難しい川崎ローズ「薔薇」を5角形から折ることにチャレンジしましたが、これらよりははるかに簡単に折ることができます。

難しいのは5角形のねじり折りですが、ここさえクリアできればオリジナルと同様に折りすすめられると思います。

5角形のねじり折り
5角形のねじり折り

もともと、ねじり折りは複数のヒダが出会ったところを、ねじりながらつぶしたものです。4角形(4本の直行するヒダ)のねじり折りは特別簡単に折れるので、本来の定義に忠実に折ってみてください。

5角形に5つのヒダを折っておき、各ヒダを立てて中央を膨らませるようにし、中央部をねじるように押しつぶすとうまくいくと思います。

オリジナルに比較して花びらの数が増えて、ボリューム感を出すことができました。
そこで、気を良くして6角形から折るとこんな感じです。

6角形から折る1分ローズ
6角形から折る1分ローズ

花弁枚数は増えてボリュームは増してゆくのですが、リズムが単調というかバラとしては面白みに欠けてくる気がします。

さらに、調子に乗って8角形から折ってみると・・・、

8角形から折る1分ローズ
8角形から折る1分ローズ

ジェットエンジン?新型扇風機?水力発電の水車?

結局、流体力学的な造形が完成しました。(うーん、過ぎたるは及ばざるがごとし)

多角形から折ることでボリューム感は確かに増加していきますが、序々に規則的に並んだ花びらが生むリズムが単調になり退屈になってくるようです。

さらに花びらの数が多くなると、花びらの群をかたまりとして捉えて全体の流れに目が行ってしまうようです。

花びら1枚1枚の美しさに視線を誘導するためには、4ないし5角形あたりが適していることになりそうです。

川崎敏和氏の1分ローズ(3)
川崎敏和氏の1分ローズ(3)

1分ローズが他のバラと形状的に異なっているのは、川崎ローズの特徴である箱型構造をとっているものの、底の蓋を閉じない半開の形状を取っている点です。

折り紙的リソースを前面(花びら)に集中させる(裏蓋にリソースを割り振らない)という点では納得できる形状ですが、しっかり底が閉じられる川崎ローズをお好みの方には物足りないかもしれません。

個人的には、紙の裏(白い面)が出てしまうので、両面同色折り紙を使用しなくてはならないのがちょっと残念です。

さすがに1分では無理ですが、正方形からのオリジナルであれば、慣れれば2~3分で折れるようになると思います。

たくさんのバラを短時間で飾りつける場合などに、知っておくと便利かもしれません。(一発芸?としてはやや地味かも)

お気に召しましたら投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

お部屋に飾ったりプレゼントに使える作品を作る折紙教室の開催を予定しております。ご興味ある方は、詳細情報へのリンクが左サイドバーサイトマップの辺りにありますのでご覧ください。ここからも飛べます。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2012年7月 4日 (水)

あさがおのテーブル花

最新の「あさがお」はこちらです。

7月に入りました。今回はあさがおです。
あさがおのテーブル花
おりがみ傑作選1 (日本折紙協会)掲載の竹川青良氏「吹き上げ点取りゲーム」の駒をひっくり返して、「あさがお」に見立ててテーブル花にしてみました。

ラッパの絞りが少し浅くなるよう少々修正した「あさがお」4輪を花台に配置します。

花台には、予め紙を丸めた支柱を中央にしっかり立てておきます。

あさがおのテーブル花

葉っぱとつぼみを支柱に取り付けて、ダミーの「つる」を付ければ、特殊な材料を使わないアレンジの完成です。
(ワイヤーとかは使ってないけど糊の力に頼ってますね。木工用ボンドは偉大です。)

あさがおのテーブル花

メインは咲いたアサガオになりますが、つぼみを加えると植物としての息吹であったり、時系列的な面白さだったり、未来への希望?であったり、見ていて小さなストーリーが膨らんでゆくような気がします。数センチの脇役ですが「つる」も雰囲気を出してます。

まぁ、所詮おりがみでしかないいのですが…。

(2012/7/25追記)
朝顔のつぼみに関して検索されてる方が、たくさんいらっしゃるようなのでヒントです。このつぼみは正方基本形をねじっただけです。裏表の色が交互に表れるように少し工夫が必要です。皆さんも頭をひねって(ねじって?)考えてみてください。

こんな鮮やかな朝顔のテーブル花を室内に飾って、楽しく節電の夏を乗り切っていただきたいと思います。

お気に召していただけたら、ぜひ投票ボタンをポチっとおねがいします。

blogram投票ボタン

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »