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2012年9月 9日 (日)

吉沢章氏のバラと初代川崎ローズ「ひらいたバラ」

以前から、吉沢章氏のバラが気になっていました。

これがどうも川崎ローズの花芯をツイスト系にする試み「ツイスト系川崎ローズ」の手法を初代川崎ローズ「ひらいたバラ」(福山ローズ)に適用したものに似ているようなのです。

出典などをきちんと調べきれていないのですが、YouTube に Akira Yoshizawa origami rose Tutorial.がありましたので、折ってみました。

吉沢章氏のバラ
吉沢章氏のバラ

特徴的な、花芯の形成前後の折り方について示すとこんな感じです。

まず川崎ローズと同様に、用紙に水平・垂直8分割のグリッドを入れます。

さらに水平・垂直の正方格子に対角斜め方向にもすべて折り目を入れます。
(すべての折り線を付け終わると、氷結の空き缶状態?になります)

吉沢章氏のバラ(1)

付けた折り目を利用して、立方体にまとめ上げます。(左)(既にうら蓋が閉じた状態です。)

4枚の外周花弁をひっくり返すように上向きに整えます(右)

吉沢章氏のバラ(2)

サイコロの上面に風船の基本形と同様の折り目を付け、中央を尖らせるように変形させます。ツイスト系のバラの要領で花芯中央をねじってゆきます。

吉沢章氏のバラ(3)

花弁を整えながら、中央部を強くねじって中に押し込むようにします。

吉沢章氏のバラ(4)

全体の形を整えて完成です。

さて、初代の川崎ローズ「ひらいたバラ」(右)と比較してみると…。

吉沢章氏のバラと初代川崎ローズ

外周花弁の回転方向が逆ですが、構造は同じですね。

吉沢章氏のバラと初代川崎ローズ

すなわち、両者は同一のサイコロ+外周花弁の構造に、ねじり折りで花芯を形成すると川崎ローズになり、ツイスト系花芯を形成すると、吉沢章氏のバラになるということになります。

厳密には、外周花弁の回転方向が右回りと左回りで逆ですが、ベースとなるサイコロ+外周花弁の構造は基本的に同一といえます。

したがって、最初からねじり折りを排除した初代川崎ローズを折って、ツイスト系花芯を形成しても吉沢章氏のバラを折ることができます。逆に吉沢章氏の折り方にねじり折りを追加して初代川崎ローズを折ることも出来るわけです。

川崎ローズからねじり折りを排除して、ツイスト系の花芯にすげ替えるという無謀なチャレンジ(ツイスト系川崎ローズ)が吉沢章氏のバラにたどり着いてしまうとは、思ってもみませんでした。

花芯構造が違うだけですが、川崎ローズとはだいぶ趣の異なるバラができあがります。花びらのボリューム感が増して、ちょっとゴージャスな雰囲気でしょうか。

初代の川崎ローズ「ひらいたバラ」あるいは福山ローズをマスターした方でしたら、比較的簡単にチャレンジできると思います。ただし、花芯をきれいにねじるのには熟練が必要かもしれません。丁寧に、時として大胆な作業が要求されます。

なお、川崎ローズからねじり折りを排除する方法は、佐藤直幹氏の5角形のバラ(Naomiki Sato Rose)-2 を参考にしてください。

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初代川崎ローズ「ひらいたバラ」は、「折り紙夢WORLD」(朝日出版社)に掲載されています。

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