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2015年9月13日 (日)

3枚羽のカーラーユニット20枚組(ユニットの作り方)

台風の大雨もなんとか過ぎ去って、さわやかな秋晴れのお天気です。

今回は、Herman Van Goubergen 氏の「カーラーユニット」(Curler Units)(月刊「おりがみ」 第457号 に掲載、イギリス折り紙協会(British Origami Society)記事もあります)をちょっとアレンジした作品をご紹介します。

3枚羽のカーラーユニット20枚組

「カーラーユニット」(Curler Units)は比較的簡単に組めるユニットのくす玉としてご存じの方も多いのではないかと思います。

この作品は4枚の羽を有する風船の基本形を用いて、羽を互いに巻き絡めて組んでゆく構造になっています。

3枚羽のカーラーユニット20枚組

通常は12枚組で立方八面体、24枚組で斜方立方八面体、30枚組で二十・十二面体の立体構造をそれぞれ構成することができます。

今回は4枚羽を3枚羽にシュリンクさせたユニット20枚で、正12面体の立体構造を実現してみました。

正12面体なので、巻き絡める部分はすべて5枚(5角形)構成で、これが12か所になります。

3枚羽のユニットを実現する手法として、正三角形から折っちゃうのが簡単なのかもしれませんが、紙を切り出すのが大変なので今回は正方形から折ってみました。

4枚羽と3枚羽のユニット
4枚羽と3枚羽のユニット

せっかくですし、簡単なので3枚羽ユニットの作り方をご紹介しておきましょう。

なお、この手法が、このブログや小生を離れて勝手に一人歩きすることは望んでいませんので、無断で転載したり二次利用することはご遠慮ください

1.紙にX印の折りすじをつけます(青線は谷折りです)
3枚羽ユニットの作り方-1

2.紙に+印の折りすじをつけます(赤線は山折りです)
3枚羽ユニットの作り方-2 

3.一旦風船の基本形にまとめておきましょう。(4枚羽ならこれで完成です)
3枚羽ユニットの作り方-3

4.広げて、2か所折りすじをつけなおします。
3枚羽ユニットの作り方-4 

5.紙の中央をへこませながら、斜めの山折り(赤線)をつまんで右上の角に重ねるようにたたみます。(段折りの要領です)
3枚羽ユニットの作り方-5

6.たたんだところ。
3枚羽ユニットの作り方-6 

7.重なりの三角形を半分に折ってロックします。
3枚羽ユニットの作り方-7

8.折ったところ。
3枚羽ユニットの作り方-8 

9.3枚羽にまとめます。
3枚羽ユニットの作り方-9

10.3枚羽完成。
3枚羽ユニットの作り方-10 

11.通常のカーラーユニットと同様に羽を丸めます。
3枚羽ユニットの作り方-11

同じユニットを20個作成します。

最初は、5つのユニットの羽を中央で巻き絡めて、周囲の隣接する羽を2枚ずつ巻き絡めます(5か所)。

すべての巻き込み部が5枚で構成されるように、順次ユニットを追加してゆくと組み上がります。

3枚羽のカーラーユニット20枚組

オリジナルのカーラーユニットとはちょっと変わった作品になります。カーラーユニットはたくさん作ったけどちょっと飽きちゃった方なんぞにいかがかと思います。

この3枚羽によって構成される正12面体の立体構造はバラのくす玉U1-20U3-20の構造と同じです。

ユニットの形状がちがうので、折り方は異なりますが、4枚羽から3枚羽にシュリンクさせる構造はだいたい同じです。

バラのくす玉U1-12,U1-24,U1-20は、ルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜 にて講習することになっています。日程は10~12月の第4土曜(10/24,11/28,12/26)で講座案内はこちらです。

U1の次のバージョンU2による、ユニットのバラU2-4バラのくす玉U2-30 はそごう横浜9Fの読売カルチャー横浜にて10月13日(火)、11月10日(火)に講習予定です。 講座案内はこちらです。

折り紙教室の詳細はこちらです。→ 折り紙教室のご案内

さて、3枚羽のカーラーユニット20枚組 いかがだったでしょうか。

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出典 (Herman氏の4枚羽のオリジナル)
「カーラーユニット」(Herman Van Goubergen 氏) 月刊「おりがみ」 第457号 日本折紙協会
Curler Units (Herman Van Goubergen 氏)  British Origami Society

 

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コメント

おはようございます~♪
3枚羽から作るカーラーユニット、凄い発想ですね~!
全く想像もしたことなかったです。

拍手です*:..。o○

投稿: 愛美子 | 2015年9月15日 (火) 10時57分

>> 愛美子 さん
4枚→3枚ってリソースが無駄になってもったいないようにも思われますが、4枚では実現できない立体構造が組めるようになります。
バラのくす玉では、花弁枚数を多くして、なおかつ花の大きさが小さくなりすぎないように、という目的で3枚羽構造を採用してます。(U1-20・U3-20)
4枚・3枚ときたら、2枚羽でもいけるんじゃなか…、ということでU2,U4は2枚羽構造になっています。

投稿: なか(管理人) | 2015年9月15日 (火) 11時33分

いつも楽しみに拝見しています。
3枚羽のカラーユニット20枚組に見せられました。そこでまず、Herman Van Goubergen 氏の「カーラーユニット」(Curler Units)に挑戦してみましたが、12枚では球にしようとすると外れ、うまく閉じませんでしたので、半球12枚ユニットを2つ作り、それぞれの2枚羽を組んで、全球のものができました。

そして待望の3枚羽20枚に挑戦し、出来上がりました。
先生のようにしっかり巻くと、又閉じませんので、巻きは緩いですが、5弁のお花のような12面体の素敵な物ができました。 3枚羽の発想、すごいです。!!!

投稿: ノーブル ノブヨ | 2015年9月27日 (日) 15時56分

>> ノーブル ノブヨ さん、

コメントありがとうございます。
タント紙のようなちょっと硬めの腰の強い紙を使うとほどけにくいかもしれませんね。
4枚羽は30枚組で20・12面体も構成できますのでお時間あったらチャレンジしてみてください。

投稿: なか(管理人) | 2015年9月27日 (日) 16時18分

ご返答ありがとうございます。

なるほど、4枚羽の30枚組ですか?
20面体と12面体ができるのですね。
4枚組と3枚組の組み合わせの数で、20面体になったり、12面体になるということですよね。

頭の中で計算してみましたが、答えが出ないので、くるくる、くるくると120回してから(笑)、トライしてみます。

楽しみが増えました。
ありがとうございました。

投稿: ノーブル ノブヨ | 2015年9月28日 (月) 20時07分

>> ノーブル ノブヨ さん、
「20・12面体」という準正多面体の立体構造がありますので、調べてみてください。
正12面体の角を三角に削ったような形状です。
http://naka-origami.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-a55a.html

投稿: なか(管理人) | 2015年9月29日 (火) 10時59分

完全に勘違いでしたね。

あの考えでそのまま進めたら、羽だけでなく私の頭がくるくるするところでしたね。(笑)

正12面体の角を3枚組で進めていけばいいとですね。

正12面体は、5角形で形成されていることは、このページの3枚羽20枚組を完成させたことで学んだのですから、

その考えを応用して考えればいいのですね。

丁寧なご指導ありがとうございました。

投稿: ノーブル ノブヨ | 2015年9月29日 (火) 22時49分

>> ノーブル ノブヨ さん、
「20・12面体」は、正5角形の面が12、正3角形の面が20で構成された立体です。
4枚羽のオリジナルのユニット30枚で組むことができますのでお試しください。
5角形と3角形が続けて並ばぬよう交互に配置される点に注意して組んでゆくのがポイントです。

投稿: なか(管理人) | 2015年9月30日 (水) 05時15分

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