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2015年10月 5日 (月)

くす玉の立体構造 立方八面体

金木犀の甘い香りが漂うなかで、過ぎ去っていった夏の日々をちょっと懐かしく思ったりする今日この頃です。 あっ!そうでしたね、自分ばかり感傷に浸ってても誰も喜んでくれませんので、ブログの更新を…。 さて今回は…、

当ブログでは色々なバラのくす玉をご紹介していますが、これらを作っていただく際にはその立体構造をよく理解していただく必要があります。

行き当たりばったりで組んでも、部品が余っちゃったり、不足したり、バランスの良い美しい形状に仕上げることはできません。(講習でも組み立てに苦労される方が多いんです)

そこで、くす玉に用いる立体構造について何回かに分けて簡単に解説してみたいと思います。

最初は、比較的部品数の少ないくす玉に用いられる立体構造 「立方八面体」です。

立方八面体のモデル(右)とバラのくす玉U1-12(左)
立方八面体のモデル(右)とバラのくす玉U1-12(左)

当ブログで紹介した「立方八面体」の立体構造を有するくす玉は、U1-12,U3-12 の2種類です。

ユニットの数が12枚組と少なく、比較的シンプルな構造なので、くす玉の入門用にうってつけです。

バラのくす玉U1-12
立方八面体構造のバラのくす玉U1-12 (3枚花弁の側から)

立方体(サイコロ)から立方八面体へ
立方体(サイコロ)から立方八面体へ

立方八面体は、立方体(正6面体、サイコロですね)の角(8か所)を三角に切り落とした構造と考えるとイメージしやすいと思います。(正8面体の角(頂点)を四角に切り落としたと考えてもいいようですが、身近なサイコロ形からスタートしたほうがわかりやすいと思います。)

元の立方体の正方形の6つの面は、正方形のまま(向きが少し傾きますが)そのまま残り、切り落としてできる正三角形の面が8つ追加されます。

立方八面体のモデル
立方八面体のモデル

正方形(四角)が6面、正三角形(三角)が8面の計14面からなる立体になります。

注目していただきたいのは、四角の隣りの面は三角、三角の隣りの面は四角となるよう交互に配置されている点です。四角どうし、三角どうしが隣り合うことはありません。

バラのくす玉U1-12
立方八面体構造のバラのくす玉U1-12 (4枚花弁の側から)

バラのくす玉では、四角の面は4枚花弁の花に、三角の面は3枚花弁の花に対応します。

バラのくす玉U3-12
立方八面体構造のバラのくす玉U3-12

立方八面体の立体構造のU1-12,U3-12を組む際には、4枚花弁の花と3枚花弁の花とが交互に配置されるよう(4枚花弁・3枚花弁が続けて並ばないように)注意して、12個のユニットを組んでゆくと完成します。

立方八面体の4枚羽ユニットによる組み方
立方八面体の4枚羽ユニットによる組み方

単体の4枚羽ユニットに着目すると、上図のように3枚花弁と4枚花弁の花が交互に構成されるよう組んでゆくことになります。

 

立方八面体のモデル展開図
立方八面体のモデル展開図

講習の際に生徒さんに立体構造を説明するため、立体構造のモデルをペーパークラフトで作成してみました。 せっかくですので、展開図を掲載しておきます。

こちらからPDFファイルがダウンロードできますので、印刷し、切り抜いてのりしろを糊付けしてゆくと立方八面体のモデルを組み立てることができます。ご興味ある方はどうぞご活用ください。

今回説明した立方八面体の構造を有する、ユニットU1を使ったバラのくす玉U1-12読売カルチャー大森にて、10月19日(月)に講習させていただく予定になっています。 講座案内はこちらです。

同様にユニットU1を使ったバラのくす玉U1-12,U1-24,U1-20は、ルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜 にて講習することになっています。日程は10~12月の第4土曜(10/24,11/28,12/26)で講座案内はこちらです。

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さて、くす玉の立体構造 立方八面体 いかがでしたでしょうか。

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コメント

9月13日の3枚羽のカーラーユニット20枚組(ユニットの作り方)の所でご指導いただいたものです。

動物や花のおりがみや、布施さんの箱なども折りますが、カワサキローズや吉澤章さんのバラが大好きで、このブログにたどり着いてから、毎回楽しみに拝見していました。画像を見て刺激を受けたり、ワクワクしたりで済ませていました。
つまり文章を丁寧に読んでいなかったのかもしれません。

前回、過去の薬玉に関するブログの文章を、あちこち戻って見て、丁寧な説明がされていることがわかりました。

しかし、過去の別々のページを追わなければ、理解できませんでしたので、今回基本的なところから大変丁寧に説明をされて、模型までダウンロードできるように配慮されているのを見てとても嬉しかったです。

薬玉を作るために理解が深くなることも嬉しいことですが、先生の皆さんの役に立とうとされる姿勢に感銘を受けました。

秋になり、ちょっと忙しくあの後、手が付けられていませんが、このページを拝見しれ嬉しくなり、書かせていただきました。

ありがとうございました。

投稿: ノーブル ノブヨ | 2015年10月 7日 (水) 18時12分

>> ノーブル ノブヨ さん、

ご丁寧なコメントありがとうございます。
折り紙や作品製作に興味がない方でも、写真をながめるだけでも楽しんでいただけたらいいなぁと常々思っています。
文書に関しては、私なりの解釈や解説など加えるようにしてておりますので、きちんと読む人が(その気になって)読めば色々情報が得られるのではないかと思います。
本当は教室に来ていただくのが一番ですが、当ブログ記事にも様々なヒントやTipsを記載していますので、網羅的にじっくり読んでいただくと新しい発見があるかもしれません。
この「くす玉の立体構造」シリーズもこの後、「斜方立方八面体」、「20・12面体」、「正12面体」と続く予定になってますので、よろしければ引き続きお楽しみいただければ、と思います。

投稿: なか(管理人) | 2015年10月 7日 (水) 19時42分

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