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2017年9月 1日 (金)

薔薇(U12-4)

ちょっと肌寒い気温での9月スタートです。台風15号の影響か雨模様のお天気で、残暑もひと段落といったところでしょうか。

さて今回は、5月の折り紙作品展の展示作品から、新作(もう4か月も経っちゃったけど…)の「薔薇(U12-4)」をご覧いただきましょう。

11番目のユニットU11が思いのほか完成度が高く、良い作品に仕上がったのに気をよくして、新しいユニットU12の開発に着手しました。

U11で採用した花弁増し技法を最大限生かして、切り込みなしで花弁枚数の多い薔薇を表現してみようというチャレンジです。

薔薇(U12-4) 創作:中 一隆

この12番目の新しいユニットU12は、3:1の矩形用紙から折ってゆき、先の花弁増し技法を用いて1つのユニットで3枚の花弁を表現できるようにしています。このU12を4個使った薔薇(U12-4)は3枚x4個=12枚の花弁を有する薔薇となります。

薔薇(U12-4) 創作:中 一隆

正方形から切り込みを入れるU11に比較すると、外周花弁を広げることができないため、華やかさはありませんが、咲き始めの薔薇としてよい感じに仕上がっていると思います。

もっと細長い用紙(4:1とか5:1)を使って、さらに花弁増しを多段に入れ、花弁枚数の多い薔薇を実現することも不可能ではないのですが、使用できる用紙に制限がでてしまうため、まぁまぁ許容範囲と思える3:1にとどめています。

薔薇(U12-4) 創作:中 一隆

4つのユニットは鶴の基本形から作った「がく」にはめ込む形で、糊付けなしで組むことができます。

最外周の花弁を湾曲させる際にできる「たるみ」を使ってジョイントを折り出す構造は、すぐに思いついたのですが、そのままでは底部がサイコロの角状に角ばってしまい、なかなか美しいシルエットに仕上げることはできませんでした。

まだ満足いくレベルではないのですが、少しでも滑らかな丸いフォルムになるよう、ジョイント折り出し部分にちょっと手を加えています。

薔薇(U12-4) 創作:中 一隆

アートフラワーであれば、無尽蔵にリソースをつぎ込んで花弁枚数を増やすことも不可能ではないと思いますが、折り紙では「限られたリソースをいかに効果的に配置するか」も重要な設計項目です。4つのユニット12枚の花びらをボリューム感、美しさを十分に引き出せるよう内外周の花弁の高さや間隔を可能な限り調整した作品になっています。

まだまだ、会心の出来というわけにはいきませんが、与えられた(設定した)条件下ではそれなりに健闘した作品かなぁと思っています。

さて、「薔薇(U12-4)」 いかがでしたでしょうか。

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