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2018年4月

2018年4月30日 (月)

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

お天気に恵まれた大型連休になりました。行楽地にお出かけの方も多いのでしょうか。9連休の方もいらっしゃるとか…、あまり休みが長いと社会復帰できなくなっちゃうんじゃないかとか勝手に心配しています。まぁ、私個人としては平日ぶらぶらしている分、通常営業で仕事(のふり?)しております。

さて今回は、5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2 をご覧いただきましょう。

川崎敏和氏の「薔薇」は言わずと知れた川崎ローズの代表作で、折り紙に親しんだ方であれば一度は取り組んだことのある作品なのではないでしょうか。

この川崎ローズ「薔薇」は、正方形から斜めにグリッド(格子)線を入れてゆくのが特徴で、けっこう難しい作品です。

この正方形から折る川崎ローズ「薔薇」を、5角形の用紙から折るようにアレンジした作品になります。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

5角形の用紙から折ることにより、花弁枚数が4枚から5枚に増え、またシルエットも5角構造となり、より本物の薔薇に近づいたのではないかと思います。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

紙とグリッド線との関係は、オリジナルの四角版が22.5°(=90°/4)傾いているのに対し5角版では18°(=72°/4)傾くようにしてあります。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

また、オリジナルの四角版のグリッドが正方格子であるのに対し、5角版(L2)ではマス目がひし形の斜方格子を用いています。この斜方格子の適用により、最終工程底面の立体かぶせ折りも5角形の内角108°と一致させることができ、完全な5角構造を実現しています。(中央に穴が開いちゃうけど…)

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

オリジナルの4角版が、もともと難易度の高い作品ですので、「これ以上難しくしてどうするんだ!」というお声もあるのでしょうが、若気(?)の至りというか探求心ゆえに完成したアレンジと思っていただけたらと思います。

この5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2は、6月10日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜教室にて「花の折り紙1日講座」として講習させていただく予定になっています。

受講される方は、川崎敏和氏のオリジナル4角版の「薔薇」をよく練習されてから受講されることをお勧めします。(オリジナル版が折れないと楽しく受講していただけないと思います。受講料を払ってまで、辛く苦しい思いはしたくないんじゃないかと…)

折り紙教室の詳細はこちら です。
PCならびにPCモード設定の方は、最新の情報をいつでもこちら からご覧いただけます。

〇「花の折り紙一日講座(公開講座)
日時 : 6月10日(日) 10:00~15:00(昼休憩を含む)
  〇10:00~12:00 佐藤ローズ「シンプルローズ四角版」   講師:川崎亜子氏
  〇13:00~15:00 5角形から折る川崎ローズ「薔薇」     講師:中 一隆
場所 : 朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8F)
花の折り紙一日講座 朝日カルチャー横浜
公開講座として、この日1日のみの受講が可能です。(午前のみ午後のみの受講も可能)
お申し込み・お問い合わせは,朝日カルチャー横浜 045-453-1122 http://www.asahiculture.jp/yokohama/  までお願いいた します。
Webサイトからのオンラインでのお申し込みはこちら です。

さて、「5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2」いかがでしたでしょうか。

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川崎ローズ「薔薇」(オリジナル四角版)はこちらに掲載されています。
  川崎敏和著「ばらの夢折り紙 」(朝日出版社)
  川崎敏和著「究極の夢折り紙」(朝日出版社)
  川崎敏和著「折り紙夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)
  川崎敏和著「バラと折り紙と数学と」(森北出版)

 

折り紙の楽しさを感じていただけたら、ぜひお近くの折り紙教室へ。

自分で折れたらもっと楽しい。折り紙教室の詳細はこちらです。

折り紙講師のご用命も承っております。ご依頼・お問い合わせは、プロフィールページメールフォームをご利用ください。

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2018年4月23日 (月)

ミダス王のバラU7-4(Silver Jewelry)

むかしむかしあるところに、金や銀の宝物が大好きな、ちょっと欲張りな王様がいました。

名前を「ミダース王」といいました。

ある日、自慢のバラ園に倒れていた旅の老人を助け、もてなしたミダース王は、神様からご褒美をもらえることになりました。

ちょっと欲張りなミダース王は、「私の触れるものすべてが黄金にかわるように」と願って、神様からこの力を授かりました。

一時はこの不思議な力を使いまくって、黄金に囲まれて喜んでいた王様でしたが、やがて重大な問題に気付くのでした。(いまさらか?)

さてさて、このあと王様にどんな悲劇が待ち受けているのでしょうか…。(まぁ、想像つきますよね。)

純銀と折り紙のバラ(U7-4) 創作:中 一隆

ご存知のように、私は折り紙でバラを折ったりしてるんですが、この折り紙で作ったバラをミダスの王様に触っていただいて、黄金に変えてもらっちゃおうというのが「ミダス王のバラ」プロジェクト?です。

今回は予算の関係で(どの予算だよ!)黄金ではなく純銀にしていただきました。(ちなみに王様のくだりに特に意味はありません…… いったい何のための長い前振りだ!)

さて本題に入りますが、今回三菱マテリアルトレーディング株式会社様の全面的なご協力により、PMC シート(Precious Metal Clay Sheet)を使って純銀のバラを作成してみました。

素材やその特徴など、ご興味ある方はPMCのホームページPMC CRAFT(Youtube Channel)をご参照ください。

(ちょっと前まで個人的にはSilver Sheetと呼んでましたが、Silver Seat(シート違いの優先席)みたいだもんね。)

三菱マテリアルトレーディング社様には、PMC シートのサンプルのご提供から、焼成作業に至るまで、「ちょっと使ってみたいんです」とのわがままで勝手なリクエストに丁寧にご対応いただきました。まことにありがとうございました。

純銀のバラ(U7-4) 創作:中 一隆

もとになる折り紙のバラは、U7-4 としてご紹介させていただいた作品で、これが純銀のSilver Jewelryになります。折り紙セットに入ってる銀のホイル折り紙(アルミ箔+紙)じゃなく、純度99.9%の銀製(約13g)silver1000です。

純銀と折り紙のバラ(U7-4) 創作:中 一隆

折り紙の形状を貴金属(銀)で再現するところまでは、概ね出来たといえるのですが、まだ作成には色々工夫が必要で、単純に折り紙に置き換えて使用するというレベルとはまだ言えないようです。(餃子やワンタンの皮を折ってる感じ…?+焼成時の歪+etc…)

サイズや作業性・焼成条件など色々制限は付きますが、折り鶴を使って純銀のピアスを作る方法について、前出のYoutube Channelで公開されています。

4月26日(木)~28日(土)に東京ビックサイトで開催の「日本ホビーショー2018」アクセサリーWORLDにて、PMC作品展示ならびにワークショップも行われるとのご案内もいただいており、「シルバー折鶴ピアス」の作成体験もできるようです。

日本ホビーショー PMCブースの詳細はこちら をご覧ください。

まだまだ実験的検討段階で「どんな折り紙作品も」というわけにはいきませんが、お気に入りの作品をSilver Jewelry として永久に形を残すことができるかもしれませんね。折り紙の応用範囲ももっと広がってゆくといいなぁと思っています。

純銀と折り紙のバラ(U7-4) 創作:中 一隆

ちなみに、この「ミダスの王様」は、改心して元の体に戻ることができたのですが、更にこの後、歌合戦(音楽祭?)の審査を行った際に、アポロンが演奏した楽曲へ厳しい評価をしたことで、アポロンの怒りを買い、耳をロバの耳にされちゃうんです。よくご存じの「王様の耳はロバの耳」のお話ですね。(悲劇はつづく…、というか登場人物の使いまわしが激しすぎるんじゃない?)

さて、「ミダス王のバラU7-4(Silver Jewelry)」 いかがでしたでしょうか。

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2018年4月18日 (水)

カーネーション(六角充填)の花束

少し雨が降ったりして、芽吹きの季節の植物には適度な潤いになっているようです。個人的には日差しが少ないと、どうしてもテンション低めな感じになっちゃいますが…。

さて今回は、6角充填(ハニカム)構造のカ-ネーションを使った花束をご覧いただきましょう。

これまでに当ブログでは、5セル9セルユニット構成カーネーションに加えて、新しい構造のカーネーションとして、6角充填(ハニカム)構造のカ-ネーションをご紹介しました。

この新しい6角充填(ハニカム)構造のカ-ネーションを使った花束になります。

カーネーション(六角充填)の花束 創作:中 一隆

カーネーションの花4輪に、伝承のユリの小花を5輪、さらに葉っぱを加えてブーケ台に載せた花束アレンジになっています。

カーネーション(六角充填)の花束 創作:中 一隆

この6角充填(ハニカム)構造のカ-ネーションは1枚折りですが、花弁ボリュームも十分にあり、少ない花数ですが華やかな花束に仕上げることができます。

カーネーション(六角充填)の花束 創作:中 一隆

5セル・9セルのカーネーションでは、仕上げの段階での花弁にギャザーを入れる作業が大変だと、受講生の方々から色々ご意見(苦情?)の多い作品でしたが、この6角充填構造では、このあたりの作業性は大幅に改善できてるんじゃないかと思っています。(まぁ、端的に言うと手を抜いたってコトなんですが…)

4月も半ばを過ぎると、ボチボチ母の日のプレゼントの準備なんかが必要になってくるころです。 折り紙のカーネーションの花束、お母様へのプレゼントにいかがでしょうか。

この「カーネーションの花束」は、4/24、5/8の2回で、そごう横浜9Fのよみうりカルチャー横浜指先の魔法☆折り紙」講座にて講習させていただく予定です。また、ルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜教室花の折り紙」講座では、4/15(日)に9セルのカーネーションの小さな花束を講習させていただきました。

折り紙教室の詳細はこちら です。(今期は意外と空きがあります。お申し込みはお早めに。)
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さて、「カーネーション(六角充填)の花束」いかがでしたでしょうか。

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2018年4月12日 (木)

しろつめくさ

3月に入っていきなり春が来て、4月ほもう初夏の勢いです。このままゆくと、5月ごろには海水浴できちゃうんじゃないでしょうか。(それで、9月頃には雪が降り始めたり?)

さて今回は、折り紙教室の最近の講習作品から、「しろつめくさ」(林弘美氏)をご紹介しましょう。

しろつめくさ(林弘美氏)

林弘美氏の「しろつめくさ」をテーブルフラワー風にアレンジした作品です。

しろつめくさ(林弘美氏)

小ぶりな花を緻密に折り上げてゆく作業は、ちょっと面倒ですが、春らしく可愛らしいお花が出来上がります。(手を抜こうとして、大きく作っちゃうと、かわいらしさが表現できないとようです。)

しろつめくさ(林弘美氏)

「うららかな日差しの中で、草原に寝転んでシロツメクサでも眺めながら日向ぼっこ」なんてのが似合う季節になってきましたね。

この「しろつめくさ」は、2/27、3/13の2回で、そごう横浜9Fのよみうりカルチャー横浜にて講習させていただきました。

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出典を記しておきます。

「白詰草」(林弘美氏)   立体で楽しむ 花の折り紙あそび(ブティック社)

 

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2018年4月 6日 (金)

トーラス構造の薔薇(S1)

春爛漫という言葉がぴったりの季節になりました。初夏を思わせるほどの陽気の日もあって、新入生・新入社員の新しいスーツや制服もちょっと暑そうだったりします。まぁ、あんまり4月のスタートダッシュに力み過ぎると、反動で5月病になっちゃったりするので、ゆるゆると新生活に適合してただければ、と思います。(折り紙なんか折っちゃったりして、年がら年中「ゆるゆる」なのもどうかとも思ってますが…、あっ!私のことです。)

さて、今回は新作の「トーラス構造の薔薇(S1)」をご紹介させていただきましょう。

断面の形状を定義して、中心となる軸の周りをぐるっと回転させてできる円環状の物体をトーラスというのだそうです。断面が円形で、少し離れた軸でぐるっと回転させるとドーナツ状の立体ができる感じです。

こんな円環状のトーラス構造を折り紙に適用して1枚折りで作ってみたのが、トーラス構造の薔薇(S1)です。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

バラの断面の定義としては、四角い折り紙を最外周の花弁から段折りというか屏風状にたたんで、内側の花弁を表現します。これをぐるっと丸めて端をつないで円環状の薔薇を作ちゃおうというのが今回の作戦(ミッション?)です。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

ただの円環というか、ツルンッとした筒ではバラになりませんので、複数枚の独立した花弁構成に見えるように、いわゆる花弁増しの技法を用いています。この花弁増しを変化させることで内周にゆくほど直径が小さくなるよう工夫しています。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

問題点は、花の側面につなぎ目ができちゃう点です。底面をしっかり組む構造で、簡単にバラバラになったりはしませんが(バラだけに?)美しく仕上げるためには軽く糊付けする必要があります。(どうしてもつなぎ目が浮き上がったり、ずれたりしてしまうので…)

紙は正方形ですが、ぐるっと一周回る円周上に5か所花弁増しをいれて5角構造の薔薇を実現しています。5角形に切り出す必要がないのも優れた点だと思います。ちなみに、裏面がでないので、裏の白い普通の折り紙で折ることができます。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

1枚折りで、花弁枚数の多い薔薇を作ることはとても難しいわけでが、以前の「たとう折り」(T1T2)や今回の「円環(トーラス)」など、新しい構造を検討してみたり、色々工夫を重ねることで、まだまだ可能性がひろがってゆくように思います。(アイデアがあっても、見ていただけるレベルの作品に仕上げるまでが、ものすごく大変なんですけどね。)

また、ユニットを駆使したお手軽ゴージャス路線から逸脱してしまいましたが、たまにはじっくりと1枚折りの手間のかかる作品に取り組むのもいいのかなぁと思ったりしています。

さて、新作の「トーラス構造の薔薇(S1)」いかがでしたでしょうか。

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