2018年9月22日 (土)

五角箱

ちょっとお天気が悪いと、だいぶ肌寒く感じるようになってきて、「今シーズン一番の冷え込み」ってやつが更新されていくようです。とはいえ日中は30℃くらいまで暑くなる日もあるそうです。寒暖の差が激しく、夏の疲れも出てくるころですね。どうぞ体調管理にお気を付けください。

さて、正方形から5角形の構造を形成する一つの手法として、「連続たとう折り原理モデル」をご紹介させていただきました。

この原理モデルは、5角形の内角(108°)の1/2に相当する54°の斜め線を、11:8の比率の長方形の対角線で近似するのが特徴になっています。(けっこう精度の高い近似です。)

原理モデルの応用例として、中間の一段をたたまずに5角柱をのこした「5角のキャンディー」はすでにご紹介済みです。

今回は、原理モデルの応用として「5角箱」を作ってみましたので、ご覧いただきましょう。

五角箱 創作:中 一隆

形状のイメージとしては、5角柱の上下端を「たとう」にたたんだ「5角のキャンディー」をぎゅっとつぶして、下端を内側に折り込んだとお考えいただければわかりやすいと思います。

五角箱 創作:中 一隆

なので、箱の内側(底)にもたとう折りのバラっぽい模様が現れます。ちょっと底がもっさりする感じになりますが、まぁ、クッション代わりになると前向きにお考え下さい。

五角箱 創作:中 一隆

下箱(中箱)の底は紙の組み方を少し変えて、すっきり仕上げています。

上箱、下箱(中箱)の2枚で構成される作品になりますが、11:8の比率は正方形から折り出す必要があるため、下箱(中箱)は元の正方形の用紙を少し小さくしておく必要があります。

シンプルな5角箱ですが、5角構造の薔薇なんぞを中に入れて、プレゼントにお使いいただくのも一考かと思います。

さて、「五角箱」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月16日 (日)

5角のキャンディー

秋の長雨のせいか、急に涼しくなって秋本番の気候が続きました。予報によると今日あたりから日中は残暑が復活するようですが、それでも朝夕は長袖があった方がいいくらいで、本格的な秋の訪れを感じる今日この頃です。

さて今回は、5角のキャンディーです。

正方形から5角形の構造を形成する一つの手法として、「連続たとう折り原理モデル」をご紹介させていただきました。

5角形の内角(108°)の1/2に相当する54°の斜め線を、11:8の比率の長方形の対角線で近似するのが特徴です。(近似といっても誤差0.1%程度という高精度です。)

5角のキャンディー 創作:中 一隆

この「連続たとう折り原理モデル」の中間の一段をたたまずに、5角柱の形状のまま残したのが今回の「五角のキャンディー」です。

5角のキャンディー 創作:中 一隆

ひねりの部分が左右対称となるように、少し折り方は変えてありますが、基本的な構造は「連続たとう折り原理モデル」と一緒です。

5角のキャンディー 創作:中 一隆

キャンディー本体部分は、側面が11:8の比率の長方形からなる五角柱になります。

5角のキャンディー 創作:中 一隆

両端のねじり部分は、平坦なたとう折りから立体的なひねり構造を折りだしています。

ちょっと中身を欲張りすぎた(包み紙が小さめ?)なキャンディーですが、たくさん折って器に盛ると、可愛らしく飾ることができると思います。

少し大きめに作って、ギフトパッケージとしてもお使いいただけると思います。(キャンディー型のキャンディーボックスとか?)

さて、「5角のキャンディー」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月 9日 (日)

薔薇 C4

台風や豪雨、加えて地震など、こんなに小さな日本の国なのに色んなことが起きちゃうんだなぁと思っています。被災されました方々には心よりお見舞い申し上げます。

日中の暑さは相変わらずですが、朝夕は秋の到来を感じさせる季節になってきました。

さて今回は、巻き込み花芯の構造を持つ薔薇C4の最終版です。試作段階の白い作品は既にご覧いただいていますが、基本的にあまり大きく変わらずに最終版として完成いたしました。

当ブログの記号番号による作品分類ではC系列(C1 ,C2 ,C3 )に属する作品で、正方形の4つの角が花の中央で巻き絡まる構造を持っています。

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

この最新作C4(プラスチック爆弾でも、ひどい虫歯でもありません、念のため。)の大きな特徴は、不切正方1枚折りでありながら、十分な花弁ボリュームを実現していることでしょうか。

当初から1枚折りで花弁ボリュームのある薔薇を目指して製作したので、目的は十分達成できたのですが、ボリュームがありすぎて、カールさせた花弁を外周花弁の中に収める(押し込む?)のがちょっと大変な感じになっちゃいました。

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

15cmの折り紙から折る作品としては、C3 がそこそこの完成度に仕上がっておりましたので、これを上回るレベルの次作品はなかなか難しいかなぁと思っていました。

まぁ、それでも実験的な作品を含め、色々な作品開発によって得られたノウハウを生かして、なんとか新しいC系列の作品C4 の完成に至りました。(一番の決め手は15cm折り紙で折ることをあきらめたってことでしょうか…?)

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

折り工程は、トーラス構造の薔薇などに比べるとかなりシンプルになっていますが、その分、組み立て・仕上げの工程に、折り図では表現しにくい曲げたり・カールさせたりの作業が多く、結果的に熟練の技が必要になってしまったかもしれません。

とりあえず個人的には初期目標をクリアできてますし、そこそこ良い感じの作品に仕上がったとのではないかと自負しております。

さて、「薔薇 C4」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月 3日 (月)

連続たとう折り原理モデル

9月に入って、なんだか雲が厚くなって少ししのぎやすくなってきました。まぁ、それでも平成最後の夏は暑かったと記録に残るぐらいの気候だったのではないでしょうか。台風21号の動きもまだよくわかりませんが、あまり大暴れしないでくれることを祈っています。

さて、1枚の正方形の折り紙から、たとう折りを繰り返すことで、多くの枚数の花弁を表現できるようにした薔薇として、既に「たとう折りの薔薇」(T1 T2 )をご覧いただきました。

今回は、これらの薔薇を開発する過程で検討した、簡単な原理モデルをご紹介させていただきましょう。

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

正方形の折り紙から五角の形状を折りだす方法として、紙を筒状にして5角柱を作り、たとう折りの要領でねじるように多段にたたんむ構造を適用しています。

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

ピッタリ平らな5角形にたたむためには、ねじる角度を決定する斜めの折り線が極めて重要になります。

この斜めの折り線を正確に折りだすために、この原理モデルでは、11:8の比率を有する長方形の対角線の角度がほぼ54°になることを利用しています。ちなみに54°は五角形の内角108°の1/2に相当します。

11対8の長方形と五角形の内角

厳密には11/8=1.375に対して、tan 54°=1.37638192・・・・・・・ ですので、あくまでも近似になりますが、誤差は0.1%程度なので実用上十分な精度といえると思います。(1m四方の折り紙で折っても1mm程度の誤差です。それ以外に折り上げる過程で発生する誤差に埋没しちゃうレベルなんじゃないかと思います。)

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

簡単な原理モデルですが、平面のバラとして折っていただいてもよいですし、コースターにもなるかもしれませんね。

この「連続たとう折り原理モデル」は、先日の佐藤直幹氏を客員講師にお迎えした佐藤ローズ特別講習の懇親会にて、折り図配布ならびに解説をさせてていただきました。

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さて、「連続たとう折り原理モデル」いかがでしたでしょうか。

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