バラ

2018年12月 8日 (土)

バラ (C3) の花束

なんだか、妙に暖かい師走になってますが、そろそろ本格的な寒さもやってきそうです。とはいっても平年並みくらいですが…。温暖な気候のせいか、とりあえず今のところ野菜のお値段がお手頃で助かっております。昨年は鍋をしようと八百屋に出向いても「もやし」と「きのこ」くらいしか買えない日々もありましたので。白菜を一玉丸ごと買っちゃったりすると、なんだか全世界を手中に収めたような気分になれます。(安い幸せだなぁ)

さて今回は、バラ (C3) の花束をご覧いただきましょう。

C系列のバラは、正方形の用紙の四隅を花の中央で花芯として巻き絡めるのが特徴です。

折り紙のバラの構造として昨今の主流である、用紙の中央で花芯を形成する「川崎ローズ」や「佐藤ローズ」とはだいぶ異なる(逆転)構造のバラになっています。

バラ (C3) の花束 創作:中 一隆

C1 C2 とシンプルな形状から一段ブラシュアップしており、15cm折り紙1枚から折れるバラとしては十分な存在感ある作品になっていると思います。

バラ (C3) の花束 創作:中 一隆

C系列の構造上どうしても花の中央部にリソースが集中しやすいため、最外周の花弁が意外とそっけない感じになりますが、まぁ外周花弁が相互に干渉しにくいため花束アレンジには好適な形状といえるかもしれません。

バラ (C3) の花束 創作:中 一隆

花束アレンジは、このバラ(C3)を5輪にユリの小花と葉っぱを加えて、いつも講習しているブーケホルダーに載せた作品です。

5輪のバラを近接して配置することで一層華やかで豪華な仕上がりになっています。

この「バラ (C3) の花束」は2019年1月27日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャーにて「花の折り紙一日講座(1月)」として講習させていただく予定です。午前・午後の2コマの講習で、午前中にバラ(C3)の講習を、午後にはユリの小花や葉っぱを加えて、花束として完成させる予定になっています。オンラインのお申し込みはこちら からどうぞ。

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さて、「バラ (C3) の花束」いかがでしたでしょうか。

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折り紙教室で使用している、タント紙15cm単色折り紙(クラサワ)です。

 

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2018年12月 2日 (日)

バラ (R1a)

気が付けばもう12月です。この秋冬は少し暖かい日が多いような感じです。単純に温暖化とかは言えないようですが、常春を望む(ノーテンキな)身としては、穏やかな気候は歓迎すべきなのかもしれませんね。

さて今回は、バラ R1aをご覧いただきましょう。

R系列のバラは、リカーシブな構造を有する作品として、これまでにR2のプロトタイプタイプ(試作品)をご紹介させていただきました。

R1は花弁のネストが一段だけ(+外周花弁)なので、リカーシブだとか何とかは特別に意味はありませんが、基本の花弁構造や素性をご理解いただく上では重要な存在になります。

バラ R1a 創作:中 一隆

何よりも15cm折り紙で折れるシンプルな作品として、R系列のバラの入門に好適な位置づけということになります。

バラ R1a 創作:中 一隆

花の中央部は口がぽっかり開いたままで、ちょっと寂しい感もありますが、花弁の独立性が高く、彫りの深いバラに仕上がっていると思います。

ちなみに、前回プロトタイプをご紹介したR2は、この内周にさらにもう一段花弁をマトリョーシカ的な入れ子状に追加した作品になります。リカーシブ構造を有するR系列のバラでは、原理的に紙の大きさや厚さの制限がなければ、この段数をもっと多段に増すことができます。(あくまでも原理的な話です。おそらく3段(R3)くらいが限界かと…)

バラ R1a 創作:中 一隆

バラの折り紙の花芯構造として、昨今の主流である「ねじり折り+その立体化」とは趣の異なる点を含めて、シンプルながらも、十分楽しんでいただけるレベルの作品になっているんじゃないかと思います。15cmの折り紙(両面同色が必要ですが)で手軽に折れるのも重要なポイントといえるでしょう。

さて、「バラ (R1a)」いかがでしたでしょうか。

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2018年11月26日 (月)

リカーシブ構造の薔薇(R2)プロトタイプ

なんだかぐっと、晩秋というより初冬に近づいた気候になっていました。とはいっても、しばらくは日中穏やかな陽気が持ち直すようで、11月末にしては過ごしやすい気温といえると思います。このまま温暖な冬だといいんですが…。(むしろこのまま常春の国になっちうといいのになぁ…とか)

さて今回は、リカーシブ構造の薔薇(R2)のプロトタイプをご覧いただきましょう。

一枚折りの薔薇新規開発にあたり、最初にコンセプトを定めて、このコンセプトに従って、複数の作品を一気に開発することを試みてみました。

まずコンセプトですが、花弁枚数の多い薔薇を実現するため、リカーシブ(Recursive 再帰的)な構造を有する作品としました。(そうそう、服の裏側が別の柄で、ちょっとオシャレなヤツ……?  それはリバーシブル!)

とりあえず試作レベルですが、一枚折り(不切正方一枚)の新作の薔薇(R2)です。

薔薇(R2)プロトタイプ 創作:中 一隆

「リカーシブ(Recursive 再帰的)」なんては聞きなじみのない言葉かもしれませんが、リカーシブな表現で定義でされる代表的ものに、順列・組み合わせ等で用いられる階乗(n !)があります。(びっくりするほど演算結果が大きくなるって意味からのビックリマークだとか…)

順列・組み合わせ等で用いられる階乗(n !)の定義

n = 0 の時は 0!=1で演算終了となりますが、それ以外では一つ小さい(n-1)!を算出するために再帰的に自身の定義が参照されます。
(例えば 3!=3x{(3-1)!}=3x(2!)=3x2x(1!)=3x2x1x(0!)=3x2x1x1=6… てな感じ。)

n段(Stage)のR系列のバラの定義

今回の薔薇(R系列)の花弁構造は、n段の花弁構造の定義の内側にn-1段が含まれており、マトリョーシカ的な入れ子構造が定義されています。n=0では何もない平坦な正方形になります。(例えばn=3では 3,2,1と花弁が入れ子に定義され、花芯は平坦な正方形になります。)

実際のR系列の作品では、これらで定義される入れ子構造の花弁を、最外周の花弁(4枚)で包んだ形になっています。また、実際には花弁段間の相互干渉を低減させるため、奇数・偶数で花弁の巻きを逆転させています。

薔薇(R2)プロトタイプ 創作:中 一隆

こんなコンセプトを定義しておけば、花弁の段数(Stage)を自在に変化させて、簡単でやさしい作品から、花弁枚数の多い複雑な作品まで一気に開発できちゃうんじゃないか…という夢のような開発思想です。まぁ、そんなにうまくはいかなかったのですが…。

薔薇(R2)プロトタイプ 創作:中 一隆

とりあえずこんな設計思想でデザインしたのがR系列の薔薇で、今回ご覧いただいているのはn=2のR2のプロトタイプです。(最外周の花弁はもれなくついてきます。)

本来、シンプルなn=1のR1から順序良くご披露すべきなんでしょうが、花弁1段ではリカーシブ構造の訴求力がないので、あえて、まだ試作段階ですが、n=2のR2を最初にご紹介させていただくことにしました。

薔薇(R2)プロトタイプ 創作:中 一隆

今回は、n=2とn=1のR2、R1(機会を見てご覧いただきますね)をほぼ同時に開発することができました。n=3も展開図まではスイスイ描けたのですが、いろいろな問題が浮上してきて、意外と手こずっています。(ダメじゃん!)

まだ試作レベルで荒削りですが、n=2くらいでも十分な花弁枚数のある存在感のある薔薇に仕上がることができるのかなぁと思っています。

さて、「リカーシブ構造の薔薇(R2)プロトタイプ」いかがでしたでしょうか。

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2018年11月10日 (土)

薔薇のくす玉(U14-30)

立冬も過ぎて、暦の上では「冬」ということになるようですが、その割には暖かい日が続いているようです。来週くらいからは、平年並みの冷え込みになってくるようですが、いずれにせよ昼夜の寒暖差の大きな時期です。体調管理にお気を付けください。

さて今回は、新作の薔薇のくす玉(U14-30)をご覧いただきましょう。

当ブログでの作品の記号番号による分類ではUはユニット作品を示します。開発順にU1 ,U2…となるわけで、U14は14番目のユニット作品を示しています。

末尾の-30はユニットの使用個数を表しており、この薔薇のくす玉U14-30は30枚組の作品になります。

薔薇のくす玉(U14-30) 創作:中 一隆

ひとつ前のくす玉作品U13-30 は、花弁ボリューム重視の作品で、もくろみ通りかなりゴージャスなくす玉に仕上がりましたが、ちょっとボリュームがありすぎて、胸やけしちゃう感もありました。(まぁ、できちまったもんは仕方ないんですが…)

花弁ボリューム的にはU4-30 あたりがバランスよさそうで、今回の作品の狙いはこのあたりです。

薔薇のくす玉(U14-30) 創作:中 一隆

U4-30の課題は、なんといってもユニット形状が複雑で折るのに時間がかかってしまうことでした。そこで今回のU14では、ボリュームを出すためのエッセンスをぎゅっと絞り込んで、かなりシンプルな構造を実現しました。

薔薇のくす玉(U14-30) 創作:中 一隆

U4ユニットの花弁は台形状の鈍角ぎみの形状でしたが、U14は90度のやや尖った形状で、実質的に花弁をたくさんカールさせることができ、結果としてふんわり柔らかな雰囲気のくす玉に仕上げることができます。

このU14ユニットは正方形から折りますので、「不切正方30枚折り」ということになります。

30個のユニットを巻き絡めるように組み立てて、正12面体構造を作り上げるのはU4-30をはじめとした、他のくす玉作品と同じです。この辺の手間や、仕上げに花弁をカールさせる作業はあまり変わりませんが、ユニット単体が比較的やさしいので、気軽に?取り組んでいただける作品に仕上がっていると思います。

この作品はまだ出来立てホヤホヤなので、教室で取り上げるにはまだ時間がかかりますが、前出の「薔薇のくす玉U4-30は、ルミネ横浜8Fの朝日カルチャー花の折り紙」講座にて絶賛?講習中です。また別作品ですが「バラのくす玉U2b-24」はそごう横浜9Fのよみうりカルチャー指先の魔法☆折り紙」講座にて11月27日(火)に講習予定になっています。

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さて、「薔薇のくす玉(U14-30)」いかがでしたでしょうか。

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2018年11月 4日 (日)

バラの五角箱

11月に入って、いよいよ秋らしい爽やかなお天気が続くようになってきました。朝晩の冷え込みも厳しくなってきて、朝は布団から出にくい感じになってきました。

さて今回は、バラの五角箱をご覧いただきましょう。

五角構造の箱は、「五角箱」、「五角深箱」などをご紹介済みですが、類似な構造で、箱上面にたとう折りのバラを折りだしたのが、今回の「バラの五角箱」です。

バラの五角箱 創作:中 一隆

箱を形成する上でのリソース配分としては、「五角深箱」がバランスが良く、「五角箱」では無理して(リソースを無駄にして)浅い箱形状を作っていました。

バラの五角箱 創作:中 一隆

そこで、ややだぶつき気味のリソースを使って箱上面にバラを折りだしてみたのがこの作品です。

バラの構造は概ね「たとう折りの薔薇」(T1 T2 )を踏襲しています。

バラの五角箱 創作:中 一隆

下箱(中箱)は特別に手を加えていませんので、前出の「五角箱」、「五角深箱」と同じです。

1枚の紙から5角形の箱とバラの飾りを同時に折りだす作品は珍しいのではないかと思います。

さて、「バラの五角箱」いかがでしたでしょうか。

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2018年10月28日 (日)

ユニット構成の薔薇U4-4

ようやっと、秋らしいすがすがしいお天気になりました。まぁ、朝晩冷え込んでくると気楽に秋の夕暮れを楽しむ余裕はなくなってきちゃいますが…。

さて今回は、折り紙教室の講習作品から、ユニット構成の薔薇U4-4をご覧いただきましょう。

4番目に開発したユニットU4を4個使った、花弁枚数の多い華やかな薔薇です。

薔薇U4-4 創作:中 一隆

実際の作品としては花弁の部品4個に、ジョイント用の爪の付いた「がく」を加えた5枚からなる複合作品です。(不切正方5枚折り作品ということになります。)

薔薇U4-4 創作:中 一隆

U4は1つのユニットで4枚の花弁を表現できるように工夫したユニットで、4個使用することで16枚の花弁を有する豪華な薔薇に仕上げることができます。

薔薇U4-4 創作:中 一隆

花弁を構成する4つのU4ユニットは「がく」のジョイント機能により、糊付け無しで組み上げることができます。

薔薇U4-4 創作:中 一隆

U4ユニットはちょっと複雑で、折るのにちょっと手間がかかりますが、このように単体の薔薇に組むこともできますし、(少し変形させますが)30枚組でくす玉(U4-30)に仕上げることもできます。

この薔薇U4-4は、10月21日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャー 「花の折り紙」講座にて講習させていただきました。

ここで、直近の公開講座のご案内です。
11月11日(日)の「花の折り紙一日講座」では、「栗」と「カーネーション」を講習する予定になっています。(午前中は川崎亜子氏講習のニューモダンローズです。)まだ残席がございます(午後はまだまだ…)ので、奮ってご参加いただければと思います。

佐藤ローズ「ニューモダンローズ」 写真提供:川崎亜子氏
「くり」 創作:中 一隆
「カーネーション」 創作:中 一隆

花の折り紙一日講座 (通日)  「ニューモダンローズ」・「栗」と「カーネーション」
花の折り紙一日講座(午後)  「栗」と「カーネーション」

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さて、「ユニット構成の薔薇U4-4」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月28日 (金)

薔薇 C5

9月もあっという間に終盤になりました。「暑さ寒さも彼岸まで」の通り、朝晩はすっかり秋らしくというか、肌寒く感じるようになってきました。秋雨前線の影響か、ぐずつき気味のお天気が続きますし、台風24号も日本を縦断しそうです。からりと晴れ渡った秋空が待ち遠しい感じです。

さて今回は、新作の薔薇 C5 をご紹介します。

正方形からの1枚折り作品「薔薇C4」が意外と良い感じに仕上がりましたので、類似な構造で5角形から折るバージョンも作ってみました。

そういうわけで、「不切五角1枚折り」の薔薇C5(C5…、ロッキード社の長距離輸送機とか最近だとドラマのイケメン5人組?)をご覧いただきましょう。

「薔薇 C5」 創作:中 一隆

ご存知のようにC系列(C1 ,C2 ,C3 ,C4 )の作品は、紙の角を花の中央で巻き絡める構造になっています。5角形から折るこのC5は、用紙の5つの角を花の中央で巻き込んで花芯を形成しています。(このままC系列の作品が開発され続けていったとすると、C57とかC62とかも出てくるんでしょうかね…。シュッシュポッポッ!)

「薔薇 C5」 創作:中 一隆

4角から5角にすることで、巻き込む花弁の数は増えていますが、それぞれの花弁の長さはだいぶ短くなってしまいますので、トータルの花弁ボリュームとしては減ってしまっています。

「薔薇 C5」 創作:中 一隆

前にご紹介したC4 では、花の中に入り切れないほどの花弁ボリュームがありましたので、少しすっきりして良いバランスになったくらいかもしれません。

「薔薇 C5」 創作:中 一隆

四角い紙を5角形に切り落とさなければならない点は大きなデメリットですが、5角構造のシルエットと十分な花弁ボリュームで、美しい作品に仕上がったと思っています。

さて、「薔薇 C5」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月 9日 (日)

薔薇 C4

台風や豪雨、加えて地震など、こんなに小さな日本の国なのに色んなことが起きちゃうんだなぁと思っています。被災されました方々には心よりお見舞い申し上げます。

日中の暑さは相変わらずですが、朝夕は秋の到来を感じさせる季節になってきました。

さて今回は、巻き込み花芯の構造を持つ薔薇C4の最終版です。試作段階の白い作品は既にご覧いただいていますが、基本的にあまり大きく変わらずに最終版として完成いたしました。

当ブログの記号番号による作品分類ではC系列(C1 ,C2 ,C3 )に属する作品で、正方形の4つの角が花の中央で巻き絡まる構造を持っています。

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

この最新作C4(プラスチック爆弾でも、ひどい虫歯でもありません、念のため。)の大きな特徴は、不切正方1枚折りでありながら、十分な花弁ボリュームを実現していることでしょうか。

当初から1枚折りで花弁ボリュームのある薔薇を目指して製作したので、目的は十分達成できたのですが、ボリュームがありすぎて、カールさせた花弁を外周花弁の中に収める(押し込む?)のがちょっと大変な感じになっちゃいました。

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

15cmの折り紙から折る作品としては、C3 がそこそこの完成度に仕上がっておりましたので、これを上回るレベルの次作品はなかなか難しいかなぁと思っていました。

まぁ、それでも実験的な作品を含め、色々な作品開発によって得られたノウハウを生かして、なんとか新しいC系列の作品C4 の完成に至りました。(一番の決め手は15cm折り紙で折ることをあきらめたってことでしょうか…?)

「薔薇 C4」 創作:中 一隆

折り工程は、トーラス構造の薔薇などに比べるとかなりシンプルになっていますが、その分、組み立て・仕上げの工程に、折り図では表現しにくい曲げたり・カールさせたりの作業が多く、結果的に熟練の技が必要になってしまったかもしれません。

とりあえず個人的には初期目標をクリアできてますし、そこそこ良い感じの作品に仕上がったとのではないかと自負しております。

さて、「薔薇 C4」いかがでしたでしょうか。

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2018年9月 3日 (月)

連続たとう折り原理モデル

9月に入って、なんだか雲が厚くなって少ししのぎやすくなってきました。まぁ、それでも平成最後の夏は暑かったと記録に残るぐらいの気候だったのではないでしょうか。台風21号の動きもまだよくわかりませんが、あまり大暴れしないでくれることを祈っています。

さて、1枚の正方形の折り紙から、たとう折りを繰り返すことで、多くの枚数の花弁を表現できるようにした薔薇として、既に「たとう折りの薔薇」(T1 T2 )をご覧いただきました。

今回は、これらの薔薇を開発する過程で検討した、簡単な原理モデルをご紹介させていただきましょう。

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

正方形の折り紙から五角の形状を折りだす方法として、紙を筒状にして5角柱を作り、たとう折りの要領でねじるように多段にたたんむ構造を適用しています。

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

ピッタリ平らな5角形にたたむためには、ねじる角度を決定する斜めの折り線が極めて重要になります。

この斜めの折り線を正確に折りだすために、この原理モデルでは、11:8の比率を有する長方形の対角線の角度がほぼ54°になることを利用しています。ちなみに54°は五角形の内角108°の1/2に相当します。

11対8の長方形と五角形の内角

厳密には11/8=1.375に対して、tan 54°=1.37638192・・・・・・・ ですので、あくまでも近似になりますが、誤差は0.1%程度なので実用上十分な精度といえると思います。(1m四方の折り紙で折っても1mm程度の誤差です。それ以外に折り上げる過程で発生する誤差に埋没しちゃうレベルなんじゃないかと思います。)

連続たとう折り原理モデル 創作:中 一隆

簡単な原理モデルですが、平面のバラとして折っていただいてもよいですし、コースターにもなるかもしれませんね。

この「連続たとう折り原理モデル」は、先日の佐藤直幹氏を客員講師にお迎えした佐藤ローズ特別講習の懇親会にて、折り図配布ならびに解説をさせてていただきました。

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2018年8月17日 (金)

薔薇(C4)試作

8月も半ばを過ぎて、まだまだ厳しい残暑の日々が続いています。(長期予報だと9月も暑いとか…) これくらいの時期になると、夏休みの宿題が終わっちゃった組と、まだちっとも着手してない組とで、気分の明暗が大きく分かれるころでしょうか。

夏休みの残りの日数を数えて、このペースなら「1日1ページやれば終わるぞ!」という段階まで来て、やっぱり「1日2ページやることにしてしばらく遊んじゃおう」とか…、思ったりしてません? 後で泣くことになるので、夏休みの宿題は無理なく計画的に進めましょう。

さて今回は、まだ試作段階ですが、1枚折り(不切正方1枚)の新作をご紹介させていただきましょう。

当ブログの記号番号による作品分類ではC系列(C1 ,C2 ,C3 )に属する作品です。順番からすると、C4になるハズです。C4…、プラスチック爆弾並みの破壊力か? 歯が溶け落ちるほど酷い虫歯か?)

薔薇(C4)試作 創作:中 一隆

系列のバラは、正方形の4つの角が花の中央で巻き絡まる構造になっているのが特徴です。

今回は花弁ボリュームを増す方法として、トーラス構造の薔薇で用いた段折りで物理的に花弁数を多段に増す手法と、八重咲マジックローズキューブで用いた各花弁を適切な間隔で広げる手法とを取り入れてみました。(これまで培ってきた手法・ノウハウをちょっとずつ生かした感じになってます。)

薔薇(C4)試作 創作:中 一隆

トーラス構造の薔薇は1枚折りの作品としては、花弁枚数や写実性にこだわって製作した力作でしたが、ぐるっと一周する円環を花弁として5分割(5角構造のため)するため、どうしても花弁1枚のサイズが小さくなってしまう傾向がありました。

大きめの花弁が多重に巻き込まれた薔薇を表現するため、系列の巻き込み花芯構造を採用し、花弁増しによらずに本質的な物理量によって花弁枚数の多い構造を表現しています。

薔薇(C4)試作 創作:中 一隆

複雑な花弁増し技法を、(折り手をげんなりさせるほど?)多段多重に適用したトーラス構造の薔薇に比較すると、意外とシンプルな折り構造で、花弁ボリュームのある薔薇に仕上げることができたと思います。(巻いたり曲げたりが意外と多くなってますが…)

まだ試作なので、これから折り図を描いたり、折り工程を見直したりする作業が延々と続きますが、割と良い作品に仕上がりそうな予感です。(花弁ボリュームがありすぎて、収まりきれなくなっちゃう感じをどうやってまとめて仕上げていただくか…とか。)

さて、「薔薇(C4)試作」いかがでしたでしょうか。

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