5枚花弁のバラ

2018年6月18日 (月)

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2)

ここしばらくは、梅雨らしいお天気が続きそうです。梅雨の湿気は折り紙には大敵で、紙がパリッとしてないと、いまひとつ創作意欲も上がらない感じです。

さて今回は、トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2)をご紹介しましょう。

トーラス構造の薔薇S2のVer.1は既にご覧いただきましたが、その後外周花弁に手を加えてVer.2が完成しました。

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2) 創作:中 一隆

Ver.1 で課題となっていた、底面を閉じる段階で、外の花弁も一緒に折り込んでしまう構造を変更いたしました。

外周花弁の下端を丸い感じに斜めに折り込むことで、外周花弁の底面へ折り込まれることを防ぐようにしています。(その分底蓋が閉じにくくなっちゃいましたが…、まぁいいか底だしね。)

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2) 創作:中 一隆

これにより、だいぶ外周花弁の独立性高めることができ、得られた自由度によりちょっとだけ色香を増すことができるようになりました。

試作版と外周花弁へのリソース配分は同じなのですが、花弁のボリューム感がちょyっと増えたように感じるのではないかと思います。

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2) 創作:中 一隆

外周花弁をのぞいた花弁の構造はVer.1 と一緒で、最内周の5枚の花弁を含めた合計20枚の花弁を有する本格的な薔薇に仕上がっています。

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2) 創作:中 一隆

かなり手間もかかりますし、熟練の技を必要とする作品になってしまったので、簡単お手軽に折っていただくことは難しい作品になっちゃいましたが、1枚折りの折り紙の薔薇として、限界にチャレンジするという当初の目的は果たせたと思っています。

さて、「トーラス構造の薔薇(S2 Ver.2)」いかがでしたでしょうか。

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2018年5月12日 (土)

トーラス構造の薔薇(S2 Ver.1)

お天気に恵まれた大型連休が終わったとたんに、雨模様で寒い日が続きました。ようやくこの時期らしい気温に戻ってきたようです。今年は薔薇の開花時期もずいぶん早いようですね。

さて、前にご紹介した、円環(トーラス)構造の薔薇(S1)が予想外に良い感じに仕上がりましたので、もう少し複雑で手の込んだ作品をと思い、トーラス構造の薔薇第2弾(S2)に取り組んでみました。

円環(トーラス)構造の薔薇(S2 Ver.1) 創作:中一隆

まだちょっと、試作レベルですが、何とか見られるレベルになりましたのでご紹介させていただきましょう。

円環(トーラス)構造の薔薇(S2 Ver.1) 創作:中一隆

S1から違いは、花弁を内周にもう1段追加した点で、花芯部の5枚の花弁に加えた合計20枚の花弁からなる本格的な薔薇になっています。

S1の課題としては、リソース配分の都合でどうしても外周花弁があっさりした淡白な構造になってしまうということでした。そこで、S2では最外周の花弁増しに新しい構造を適用してみました。

円環(トーラス)構造の薔薇(S2 Ver.1) 創作:中一隆

S1と比較すると、外周花弁の自由度が少し増して、少し色香が出せるようになったのではないかと思っています。

円環(トーラス)構造の薔薇(S2 Ver.1) 創作:中一隆

このS2 Ver.1では、花の底面を閉じる段階で、外の花弁も一緒に折り込んでしまう構造になっています。これによって、外周花弁が底部に束縛され自由度が低下しちゃう傾向があるようです。(まぁ、本質的にリソース不足なのはやむ得ないんですが…)

今後の改良点としては、底を閉じる構造に手を加えて、外周花弁の独立性(自由度)を高めてみようかと思っています。(もう少し色気がだせないかなぁと四苦八苦してます。)

さて、「トーラス構造の薔薇(S2 Ver.1)」いかがでしたでしょうか。

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2018年4月30日 (月)

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

お天気に恵まれた大型連休になりました。行楽地にお出かけの方も多いのでしょうか。9連休の方もいらっしゃるとか…、あまり休みが長いと社会復帰できなくなっちゃうんじゃないかとか勝手に心配しています。まぁ、私個人としては平日ぶらぶらしている分、通常営業で仕事(のふり?)しております。

さて今回は、5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2 をご覧いただきましょう。

川崎敏和氏の「薔薇」は言わずと知れた川崎ローズの代表作で、折り紙に親しんだ方であれば一度は取り組んだことのある作品なのではないでしょうか。

この川崎ローズ「薔薇」は、正方形から斜めにグリッド(格子)線を入れてゆくのが特徴で、けっこう難しい作品です。

この正方形から折る川崎ローズ「薔薇」を、5角形の用紙から折るようにアレンジした作品になります。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

5角形の用紙から折ることにより、花弁枚数が4枚から5枚に増え、またシルエットも5角構造となり、より本物の薔薇に近づいたのではないかと思います。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

紙とグリッド線との関係は、オリジナルの四角版が22.5°(=90°/4)傾いているのに対し5角版では18°(=72°/4)傾くようにしてあります。

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

また、オリジナルの四角版のグリッドが正方格子であるのに対し、5角版(L2)ではマス目がひし形の斜方格子を用いています。この斜方格子の適用により、最終工程底面の立体かぶせ折りも5角形の内角108°と一致させることができ、完全な5角構造を実現しています。(中央に穴が開いちゃうけど…)

5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2

オリジナルの4角版が、もともと難易度の高い作品ですので、「これ以上難しくしてどうするんだ!」というお声もあるのでしょうが、若気(?)の至りというか探求心ゆえに完成したアレンジと思っていただけたらと思います。

この5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2は、6月10日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜教室にて「花の折り紙1日講座」として講習させていただく予定になっています。

受講される方は、川崎敏和氏のオリジナル4角版の「薔薇」をよく練習されてから受講されることをお勧めします。(オリジナル版が折れないと楽しく受講していただけないと思います。受講料を払ってまで、辛く苦しい思いはしたくないんじゃないかと…)

折り紙教室の詳細はこちら です。
PCならびにPCモード設定の方は、最新の情報をいつでもこちら からご覧いただけます。

〇「花の折り紙一日講座(公開講座)
日時 : 6月10日(日) 10:00~15:00(昼休憩を含む)
  〇10:00~12:00 佐藤ローズ「シンプルローズ四角版」   講師:川崎亜子氏
  〇13:00~15:00 5角形から折る川崎ローズ「薔薇」     講師:中 一隆
場所 : 朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8F)
花の折り紙一日講座 朝日カルチャー横浜
公開講座として、この日1日のみの受講が可能です。(午前のみ午後のみの受講も可能)
お申し込み・お問い合わせは,朝日カルチャー横浜 045-453-1122 http://www.asahiculture.jp/yokohama/  までお願いいた します。
Webサイトからのオンラインでのお申し込みはこちら です。

さて、「5角形から折る川崎ローズ「薔薇」L2」いかがでしたでしょうか。

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川崎ローズ「薔薇」(オリジナル四角版)はこちらに掲載されています。
  川崎敏和著「ばらの夢折り紙 」(朝日出版社)
  川崎敏和著「究極の夢折り紙」(朝日出版社)
  川崎敏和著「折り紙夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)
  川崎敏和著「バラと折り紙と数学と」(森北出版)

 

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2018年4月 6日 (金)

トーラス構造の薔薇(S1)

春爛漫という言葉がぴったりの季節になりました。初夏を思わせるほどの陽気の日もあって、新入生・新入社員の新しいスーツや制服もちょっと暑そうだったりします。まぁ、あんまり4月のスタートダッシュに力み過ぎると、反動で5月病になっちゃったりするので、ゆるゆると新生活に適合してただければ、と思います。(折り紙なんか折っちゃったりして、年がら年中「ゆるゆる」なのもどうかとも思ってますが…、あっ!私のことです。)

さて、今回は新作の「トーラス構造の薔薇(S1)」をご紹介させていただきましょう。

断面の形状を定義して、中心となる軸の周りをぐるっと回転させてできる円環状の物体をトーラスというのだそうです。断面が円形で、少し離れた軸でぐるっと回転させるとドーナツ状の立体ができる感じです。

こんな円環状のトーラス構造を折り紙に適用して1枚折りで作ってみたのが、トーラス構造の薔薇(S1)です。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

バラの断面の定義としては、四角い折り紙を最外周の花弁から段折りというか屏風状にたたんで、内側の花弁を表現します。これをぐるっと丸めて端をつないで円環状の薔薇を作ちゃおうというのが今回の作戦(ミッション?)です。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

ただの円環というか、ツルンッとした筒ではバラになりませんので、複数枚の独立した花弁構成に見えるように、いわゆる花弁増しの技法を用いています。この花弁増しを変化させることで内周にゆくほど直径が小さくなるよう工夫しています。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

問題点は、花の側面につなぎ目ができちゃう点です。底面をしっかり組む構造で、簡単にバラバラになったりはしませんが(バラだけに?)美しく仕上げるためには軽く糊付けする必要があります。(どうしてもつなぎ目が浮き上がったり、ずれたりしてしまうので…)

紙は正方形ですが、ぐるっと一周回る円周上に5か所花弁増しをいれて5角構造の薔薇を実現しています。5角形に切り出す必要がないのも優れた点だと思います。ちなみに、裏面がでないので、裏の白い普通の折り紙で折ることができます。

トーラス構造の薔薇(S1) 創作:中一隆

1枚折りで、花弁枚数の多い薔薇を作ることはとても難しいわけでが、以前の「たとう折り」(T1T2)や今回の「円環(トーラス)」など、新しい構造を検討してみたり、色々工夫を重ねることで、まだまだ可能性がひろがってゆくように思います。(アイデアがあっても、見ていただけるレベルの作品に仕上げるまでが、ものすごく大変なんですけどね。)

また、ユニットを駆使したお手軽ゴージャス路線から逸脱してしまいましたが、たまにはじっくりと1枚折りの手間のかかる作品に取り組むのもいいのかなぁと思ったりしています。

さて、新作の「トーラス構造の薔薇(S1)」いかがでしたでしょうか。

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2018年3月12日 (月)

U2ユニットによるバラ(U2-4,U2-5)

春の嵐も通り過ぎて、ようやくちょっとだけ春らしくなってきました。まだまだ朝晩は冷え込みますが、太陽の光満ち溢れる本格的な春もすぐそこです。

さて、今回はU2ユニットを使って構成した単体のバラU2-4U2-5をご紹介します。

2番目に開発したユニットU2は、比較的シンプルな構造ながら、4個あるいは5個使って単体のバラを作ることもできますし、30枚使って正12面体のくす玉U2-30を構成することもできます。

U2ユニットによるバラ(U2-4:左右、U2-5:中央) 創作:中 一隆
U2ユニットによるバラ(U2-4:左右、U2-5:中央)

U2ユニット一つで2枚の花弁を表現できますので、4個使ったU2-4は8枚、5個使ったU2-5は10枚の花弁を有するバラを作ることができます。

バラU2-4簡易版 創作:中 一隆
バラU2-4簡易版

U2ユニットを4個使ったU2-4簡易版は、くす玉とほとんど同じ形状のユニットを使って、簡単に組み上げられる作品で、組み上げの際には糊付けが必要です。(くす玉作成のためのユニットの練習用みたいなもんです。)

バラU2-4 簡易版(左)とオフィシャル版(右) 創作:中 一隆
バラU2-4 簡易版(左)とオフィシャル版(右)

一方U2-4オフィシャルバージョンは、折り紙としての完成度を高めるべく、糊付けなしで組み上げられるよう工夫した作品です。両者を良く見比べるとオフィシャル版には外周花弁に折りすじが一本余分に入っています。

バラU2-4オフィシャル版の「がく」 創作:中 一隆
バラU2-4オフィシャル版の爪の付いた「がく」

オフィシャル版では、「がく」から折り出した爪を差し手として、花弁のポケットに差し込んで咥え込ませる方法で、「がく」と花弁を固定しています。外周花弁の余分な折りすじはポケットに差し込まれた「がく」の爪をロックする(嚙みつく?)ためのものです。

バラU2-5 創作:中 一隆
バラU2-5

U2-5はユニットを5個使って5角構造のバラを実現した作品です。単純にユニットを4個から5個に一つ追加しただけで、特に紙を5角形に切り出したりする必要がないのが優れた点だと思います。(「がく」は5角形から折りだす必要がありますが…)

U2ユニットによるバラ(U2-4:左右、U2-5:中央) 創作:中 一隆
U2ユニットによるバラ(U2-4:左右、U2-5:中央)

U2は、折り紙の入門者にも簡単に作っていただけるシンプルな構造のユニットで、4角構造・5角構造の単体のバラ、くす玉など応用展開も広い作品です。花弁枚数はそれほど多くはできませんので、特別ゴージャスとはいきませんが、シンプルで気品のあるバラを組み上げることができると思います。

このU2ユニットを使ったバラ(U2-4)簡易版とバラのくす玉(U2-30)は、3月25日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜にて「花の折り紙一日講座 」として講習させていただく予定になっています。

午後のみでしたらまだ数席の空きがあるようです。講習が近づいておりますので、お早めにお申し込みください。

〇「花の折り紙一日講座(公開講座)
日時 : 3月25日(日) 10:00~15:30(昼休憩を含む)
  〇10:00~12:00 佐藤ローズ「初代5角バラ」   講師:川崎亜子氏
   〇13:00~15:30 U2ユニットによる「バラとバラのくす玉」   講師:中 一隆
場所 : 朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8F)
3月25日「花の折り紙一日講座」朝日カルチャー横浜
お申し込み・お問い合わせは,朝日カルチャー横浜 045-453-1122 http://www.asahiculture.jp/yokohama/  までお願いいた します。

Webサイトからのオンラインでのお申し込みはこちら です

さて、「U2ユニットによるバラ(U2-4,U2-5)」 いかがでしたでしょうか。

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2018年2月28日 (水)

たとう折りの薔薇5角版(T2)

明日から3月、寒かった2月も今日で最後です。日中の日差しはちょっとずつ力強くなってきて、だいぶ日も長くなってきました。はやく春らしい陽気になりませんかねぇ。

さて、今回は「たとう折りの薔薇5角版(T2)」をご覧いただきましょう。

最初に開発した「たとう折りの薔薇T1」(四角版)は、既にご紹介済ですので、ここから少し発展させた「5角構造のたとう折りの薔薇T2」になります。

たとう折りの薔薇5角版(T2) 創作:中 一隆

5角形のたとう折りは、4角版の斜めに入れる折りすじの角度を変更(45°→54°)することで正方形から折ることもできるのですが、花弁の階層間で自動的に36°ずつねじれる構造になり、任意の角度に調整するのは逆に難しくなっちゃうようです。

そこで、四角版T1の花弁の階層間のねじれと、内周のしぼり構造をそのまま流用できないか検討してみました。

たとう折りの薔薇5角版(T2) 創作:中 一隆

結局、四角版の90°の角度を108°あるいは72°に変換するため、展開図をひしゃげさせて、平行四辺形から折ることでなんとか落ち着きました。

たとう折りの薔薇5角版(T2) 創作:中 一隆

1:√2のシルバー矩形から、左右を三角形に少し切り落として平行四辺形を切り出し、あとは概ね四角版と同様に折ってゆくことで、5角版が完成します。

今回は「不切正方1枚折り」じゃなくなってしまいましたが、機会がありましたら正方形から5角構造に折る作品も検討してみたいと思っています。

たとう折りの薔薇5角版(T2) 創作:中 一隆

まぁ、個人的には前にご覧いただいた4角版で十分な気がしてるんですが、とりあえず5角構造にこだわる方には説得力ある作品に仕上がったのではないかと思います。

たとう折りの薔薇5角版(T2) 創作:中 一隆

4角版も5角版も、たとう折りで多段にヒダが重なった形状までは、なんとなくご想像がつくのではないかと思います。

しかし、ここから薔薇らしい形状に花弁を細工してゆくための工程は、折り紙作品として(「えいやっ!」と作った一品料理ではなく)、再現可能な折り込み工程で花弁を表現する方法の模索にはかなり苦労いたしました。

さて、「たとう折りの薔薇5角版(T2)」 いかがでしたでしょうか。

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2018年2月16日 (金)

薔薇のくす玉(U13-30)

2月もなかばをすぎて、梅の花も咲いたりなんかして、春の到来を予感させる日もたまにはあるようです。ずっと寒い日が続いていましたので、このまま氷河期に入っちゃうんじゃないかと心配してましたが、そんなこともないようです。とはいえ油断してるとまだまだ冷え込む日もありそうですので、ご注意ください。

さて今回は、薔薇のくす玉(U13-30)をご紹介しましょう。

当ブログでは、基本となる同じ折り紙のユニットを部品として使って、単体のバラを作ったり、バラのくす玉に組み上げたりできる作品を色々ご紹介しています。

ユニット作品の通し番号で、U1U8まではバラにもくす玉にも仕上げられる作品だったのですが、U9U12までは単体の薔薇に特化して、その分クオリティをあげるよう頑張ってきました。

年も明けて、たまには「くす玉」の新作を作ってみようということで、新しいユニットU13をくす玉作品用として創作してみました。

薔薇のくす玉(U13-30) 創作:中 一隆

新たに創作する以上、これまでのくす玉作品に比較して、何らかの優れた特徴が必要かなぁと思います。(まぁ、ちょっと雰囲気が違うとかでもいいんですが…)

U6U8は工程を簡略化して「お手軽」に作っていただけるよう注力して開発してきたわけですが、今回はゴージャス路線に戻って、花弁枚数の多いより豪華なくす玉にチャレンジしてみました。

薔薇のくす玉(U13-30) 創作:中 一隆

くす玉の構造は正12面体で、ユニット数は30個になります。

今回開発したU13ユニットは、一つのユニットで6枚の花弁が表現できるよう工夫していますので、花弁枚数15枚の薔薇12輪で構成される当ブログ最上級クラスのゴージャスさを誇るくす玉が構成できます。

薔薇のくす玉(U13-30) 創作:中 一隆

正方形の折り紙から、6枚の花弁を表現するためにちょっと特殊な折り方をしている関係で、ユニット作成にはかなり手間がかかってしまいますが、(ましてや30個も作る必要があるんで…)当初のもくろみ通り、豪華なくす玉に仕上げることができました。

薔薇のくす玉(U13-30) 創作:中 一隆

まぁ、ちょっと「ここまでやんなくてもいいんじゃない?」という感もありますが、(過ぎたるは…ってヤツ?)開発初期に設定した目標をクリアできたので、個人的には満足しております。

とりあえず、2018年最初の(もう2月になっちゃったけど)新作くす玉作品として豪勢にページを飾ることができたんじゃないかと思います。

さて、「薔薇のくす玉(U13-30)」 いかがでしたでしょうか。

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2018年1月27日 (土)

佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」

関東地方にも雪が積もったりして、厳寒の季節が続いています。インフルエンザも猛威を振るっているようです。どうぞ、体調管理に気をつけて、暖かい「こたつ」で折り紙にでも励んでいただけたらと思います。

さて、1月27日に佐藤ローズでおなじみの佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」が発売開始となりました。

2015年に出版された「1枚の紙から作る バラの折り紙」に続く第2弾になります。

5角形の切り出し方法に関して、ちょっとだけ協力させてい頂いている関係で、日本ヴォーグ社様から「新刊見本」を頂戴いたしましたので、早速ご紹介させていただきましょう。

佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」

佐藤ローズというと5角形の用紙から折る難易度の高いバラ…ということになりますが、この新刊では四角形から折る比較的やさしいバラも含まれています。

佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」

4角形から折るバラが3作品、5角形から折るバラが「剣弁高芯咲のバラ」、「ロゼッタ咲きのオールドローズ」など4作品に加えて、「桔梗」、「プルメリア」等の作品も掲載されています。

佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」

前作と同様にDVD「よくわかるバラの折り方のポイント」も添付されていますので、佐藤ローズ入門の方にもおすすめの1冊になっています。

美しく写実的な佐藤ローズに魅了された愛好家の方々には、必読・必携の書籍となることは間違いないと思います。

横浜の折り紙教室では、今年も夏あたりに佐藤直幹氏ご本人をフランスからお招きして、佐藤ローズの講習をお願いしようと思っています。(現在佐藤氏のスケジュール調整中です。)

さて、佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」 いかがでしたでしょうか。

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佐藤直幹氏の新刊「美しいバラの折り紙」は こちらからどうぞ。

 

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2017年11月29日 (水)

バラのくす玉(U2-30)

今日は日中20℃くらいまで暖かくなるようですが、明日木曜日の雨を境に、冬の空気に入れ代わってぐっと冷え込んでくるようです。まぁ、もう12月になっちゃいますからねぇ。寒いのヤダなぁ…

さて今回は、バラのくす玉(U2-30)のご紹介です。

当ブログ掲載の私創作の折り紙作品はだいたい、作品を分類するための特徴を表す記号と創作した順序を示す番号で表しています。ユニット構成(複合作品を含む)の作品は創作の順にU1U2U3…、となっています。

いつの間にかU10とかU12とか、2桁にまで作品が増えてしまっていますが、原点に戻ってユニットU2を使ったバラのくす玉(U2-30)をご覧いただきましょう。(原点ならU1じゃないのか?)

バラのくす玉(U2-30) 創作:中 一隆

シンプルな形状のU2ユニットは、一つで2枚の花弁が表現できます。4個使って花弁8枚の単体のバラ(U2-4を構成することもできますし、30個使ってバラのくす玉(U2-30を構成することも可能です。

バラのくす玉(U2-30) 創作:中 一隆

このバラのくす玉(U2-30)の立体構造は正12面体で、5枚花弁のバラが12輪で構成されるくす玉になります。

バラのくす玉(U2-30) 創作:中 一隆

各ユニットを巻き絡めて組んでゆく構造で、糊を使わずに組み上げることができます。

スッキリしたシンプルなフォルムを生かすべく、今回は白いタント紙で作成してみました。

組む前のユニットがガサガサ積まれた状態は、パスタ(ちょうちょ型のヤツ)みたいな感じでした。単純な紙辺が集まり組み上がって、美しいくす玉に仕上がるというのも折り紙ならではの醍醐味かもしれません。

このユニットU2を使ったバラのくす玉(U2-30)と単体のバラ(U2-4)は、来年の3月25日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャーにて、「花の折り紙一日講座 」として講習させていただく予定です。
折り紙教室の詳細はこちら です。
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〇「花の折り紙一日講座(公開講座)
日時 : 3月25日(日) 10:00~15:30(昼休憩を含む)
  〇10:00~12:00 佐藤ローズ「初代5角バラ」   講師:川崎亜子氏
  〇13:00~15:30 U2ユニットによる「バラとバラのくす玉」   講師:中 一隆
場所 : 朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8F)
3月25日「花の折り紙一日講座」朝日カルチャー横浜
公開講座として、この日1日のみの受講が可能です。(午前のみ午後のみの受講も可能)
お申し込み・お問い合わせは,朝日カルチャー横浜 045-453-1122 http://www.asahiculture.jp/yokohama/  までお願いいた します。
Webサイトからのオンラインでのお申し込みはこちら です

さて、「バラのくす玉(U2-30)」 いかがでしたでしょうか。

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2017年11月 5日 (日)

薔薇(U11-5)

やっと秋らしい爽やかな晴天に恵まれるようになってきました。3連休の方も多かったのではないかと思います。朝夕はぐっと冷え込むようになってきてますので、体調管理にどうぞお気を付けください。

さて今回は、大輪の薔薇(U11-5)をご紹介しましょう。

11番目のユニットU11は、やや縦長のシンプルなU10ユニットを包み込むようにU7の外周花弁を組み合わせた作品で、4個使った薔薇U11-4は、Standard TypePrimary Type の2種類を既にご紹介させていただいています。

薔薇(U11-5) 創作:中 一隆

今回の薔薇(U11-5)はU11ユニットを5個使った5角構造の薔薇です。

ユニットで薔薇を作るメリットは、ユニット数を4個から5個に増やせば、5角構造の薔薇も手軽にできるという点です。(5角形の紙から折る必要はないんです)

薔薇(U11-5) 創作:中 一隆

個人的には、4個使った薔薇U11-4でそこそこの花弁ボリュームもあり、折り紙としては十分なクオリティー・完成度なんじゃないかと思うのですが、なんだか最近5角構造のバラにこだわる方が多いので(佐藤ローズの影響でしょうかねぇ)、まぁユニットを一つ追加して5角構造版も作ってみました。

薔薇(U11-5) 創作:中 一隆

各ユニットを接続固定するための「がく」は、5個の爪というか羽が必要になりますので、どうしても5角形から折る必要がありますが、まぁ小さな折り紙ですし、単純な構造ですので、比較的簡単に5角構造の薔薇が実現できます。

薔薇(U11-5) 創作:中 一隆

5個のU11ユニットと5角形から折った「がく」を組んだ薔薇(U11-5)、ご覧のように花弁枚数も25%増しとなり、大輪の華やかな作品に仕上がりました。

さて、「薔薇(U11-5)」 いかがでしたでしょうか。

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