ゆり

2015年7月24日 (金)

ユリの花束

梅雨が明けて、いきなり真夏に突入した感じです。夏って毎年こんなに暑かったかなぁ。
暑い日が続きます、熱中症にならないようどうぞご自愛ください。

今回は伝承のユリの花束アレンジをご紹介します。

ユリの花束

伝承のユリにはいくつか種類がありますが、今回は花弁が最も華やかに広がるタイプを5輪使用しています。

アートフラワー的に針金を使ったワイヤーアレンジでは問題にならないと思いますが、当ブログの花束アレンジは針金を使わないのがルールです。(折り紙のブログなので…)

ユリの花束

針金を使わずにユリを単純に束ねようとすると、この大きく広がった花弁が相互にぶつかってしまい、なかなかうまくアレンジできないようです。

ユリの花束

そこで、事前に5輪のユリをきちんと一体化するよう組み上げて、ブーケ台に乗せる構造としています。

それぞれのユリは、スティック糊を使って形状を安定化させてあります。(時間がたつとカールさせた花弁がもどちゃうので…)

伝承作品を組み合わせただけ、といってしまうとそれまでなんですが、きちんとした作品に仕上げるには結構いろいろなテクニックが必要になります。

このユリの花束アレンジは、6月27日(土)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャーにて講習させていただきました。

また、7月28日(火)にそごう横浜9Fの読売カルチャーで講習する予定になっています。

折り紙教室の詳細はこちらです。→ 折り紙教室のご案内

さて、伝承のユリの花束アレンジ いかがでしたでしょうか。

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このタイプの伝承のユリはこちらに掲載されています。

「伝承のユリ」  博士の折り紙夢BOOK  (川崎敏和氏 編・著) 朝日出版社

 

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2014年1月13日 (月)

鶴とユリのつなぎ折り-3

寒い日が続いていますね。鶴とユリのつなぎ折りの続きを。

年をまたいでしまいましたが、本来お正月向けの作品なのでご容赦くださいませ。

前回もっともシンプルなユリ+鶴1羽バージョンの紙の配置をご紹介しましたので、今回は折っていくための作業手順をちょろっと写真を交えてご紹介しましょう。

ユリ+鶴5羽のつなぎ折り

ユリ+鶴2羽バージョンは、前回のユリ+鶴1羽バージョンで切り取ってしまった正方形が、もう1羽の鶴として隣の花弁に載ります。

ユリ+鶴2羽のつなぎ折り

1:1の小さい正方形2つと2:2の大きな正方形の3つがつながった状態で折ってゆきますが、お互いにコンパクトにしておいたほうが作業がしやすいので、最初にそれぞれを正方基本形にたたんでおきます。

ユリ+鶴2羽の折る過程

鶴となる2つの正方基本形をぶら下げた状態で、2:2の大きな正方形でユリを折っていきます。

ユリ+鶴2羽の折る過程

暫定的にユリを完成させ、花弁を広げます。この状態で花弁の内側で2つの正方基本形から鶴を折ると作業がしやすいと思います。

2羽の鶴は、向き合う形だと仲睦まじい感じになりますが、同じ方向を向かせて追いかける形としても面白いと思います。

ユリ+鶴2羽別バージョン

ユリの花弁に載せる2羽目の鶴を、1羽目の羽に妹背山スタイルでつないでやれば、一つの花弁に2羽の鶴を載せることができます。

ユリ+鶴5羽のつなぎ折り
まだまだ色々なバリエーションでつないでいくことができますので、試してみてください。

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2013年12月20日 (金)

鶴とユリのつなぎ折り-2

前回ご紹介した作品は、ユリ一輪と鶴5羽をつなぎ折りしたものでした。

だいぶ複雑で、込み入っていますので、もっとシンプルな作例をご紹介しておきます。

鶴とユリのつなぎ折り

3:2の紙から折りだす作品として、鶴を2羽までにしたものです。

左は鶴1羽のもっともシンプルな構成です。中央はもう1枚の花弁にもう1羽鶴を載せたもので鶴は2羽になります。

右は一つの花弁に2羽の妹背山タイプの連鶴を載せた形になります。

せっかくですから、鶴1羽のもっともシンプル場合の紙の配置をご紹介しておきましょう。

ユリ+鶴一羽の用紙配置

図の緑はユリの花弁、青は鶴の羽の部分に相当します。赤は切り込みです。

3:2の比率の用紙は、2:2の大きい正方形と1:1の小さい正方形2つに分割できます。

大きな正方形で、伝承のユリ(以前の記事ではタイプⅡといってるヤツです)を折り、小さな正方形で鶴を折ります。鶴が一羽の場合には小さい正方形の一方は切り落としてしまってOKです。

ユリ+鶴一羽のつなぎ折り

基本的に、2つの折り紙がつながっているだけですから、ユリの花弁と鶴の羽がつながる点に注意してそれぞれを独立に折っていけば完成します。

お時間あるときにチャレンジしてみてください。

慣れないと紙がつながっていて、鬱陶しいと感じるかもしれませんが、落ち着いて丁寧に折り上げてみてください。

ユリ+鶴5羽のつなぎ折り

鶴5羽の作品では、上記の鶴2羽のうち一方を4分割して4羽分としてつなげるようにしたものになります。

この、鶴とユリのつなぎ折りは、12月16日(月)によみうりカルチャー大森にて講習させていただきました。受講されたみなさん、ユリと鶴2羽をつなげて見事に折り上げていらっしゃいました。

また、12月24日(火)によみうりカルチャー横浜にて、12月28日(土)に朝日カルチャー横浜にて講習させていただく予定になっています。

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2013年12月14日 (土)

鶴とユリのつなぎ折り-1

もう12月も半ばになってしまいました。もう来年ももうすぐです。

お正月向けの飾りとして、「鶴とユリのつなぎ折り」をご紹介しましょう。

鶴とユリのつなぎ折り

2:3の比率の1枚の紙から、ユリ1輪と鶴5羽を折りだしています。(足元の2輪のユリは別の紙です)

1枚の紙から複数の鶴を折りだす手法は、連鶴としてご存じだと思います。

ここでは、鶴だけではなく、伝承のユリもつなげて折ってみました。

鶴とユリのつなぎ折り

ユリの花弁と鶴の羽が重なるようにしてつながった、ユリの花びらに止まって鶴が羽を休めているような作品として折り上げることができます。

今回は和紙千代紙を使っています。白い鶴は紙の裏面を出しています。

鶴とユリのつなぎ折り

千代紙を使ったせいもあって、お正月らしい華やかな作品に仕上がったと思います。

この「鶴とユリのつなぎ折り」は、12月16日(月)によみうりカルチャー大森にて、12月24日(火)によみうりカルチャー横浜にて、12月28日(土)に朝日カルチャー横浜にて講習させていただく予定になっています。

いきなり鶴5羽はかなり難しいと思いますので、ユリ1輪に鶴1輪程度の簡単な形から講習させていただく予定になっています。

折り紙教室の詳細情報はこちらです。

次回は、この「鶴とユリのつなぎ折り」の構造についてもう少し解説してゆきたいと思います。

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2012年3月28日 (水)

ゆり(伝承)の花束

伝承のユリを花束にしてみました。

伝承のユリを花束にしてみました。

3輪だと少し寂しいかと思い、4輪だと数的にどうかなということで、中央に1輪加えた5輪構成としました。

華やかさ重視で、以前のべた伝承のゆりタイプⅡを採用いたしました。

もちろんスティック糊を用いて形状を安定化させてあります。

花束にしてみるとけっこう華やかです。


折り紙のゆりは、その形状(ラッパ状)から、何もせず軸を束ねるだけで花束になりそうですが、花びらが相互に干渉してしまい、なかなかうまく形にならないものです。

この花束は、花を先にうまい形に組み上げてブーケ台に乗せる構造としてみました。

ブーケ台もこれまでと異なり、組んだ花と合うように、中央がへこんだ形状にしてあります。

クリックするとイメージギャラリーにジャンプします。

5月からカルチャーセンターで折り紙教室をやることになりそうなのですが、その体験講習の際に制作しようと思い、作ってみたものです。

ゆり5輪を折って、糊を入れて、ブーケにするまでにはだいぶ手間が掛かるのですが、折り紙の基礎も復習できそうなので、これで体験講習に臨もうと思います。

近年の折り紙の進歩発展には目覚しいものがあり、ともすると伝承作品の価値を軽んじてしまいがちですが、伝承作品を見直す良い機会にでもなればと思っています。

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伝承のゆり(タイプⅡ)は、川崎敏和氏 編・著の「博士の折り紙夢BOOK」に紹介されています。

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2012年3月24日 (土)

ゆり-形状の安定化

折り紙で折るユリの花は、どれも花びらを最後にカールさせて仕上げるのが特徴です。

よくペンの軸などを芯にして、くるくると巻き癖をつけてやるのですが、時間が経つとほどけてしまうようです。2~3日経つと、だらしなくビローンと伸びてしまっています。

自分の手もとに飾る場合には、気が付いたときに巻き癖を付け直してやればよいのかもしれませんが、花の数の多いアレンジなどではたいへんですし、誰かにプレゼントしちゃったらメインテナンスできません。

和紙などで作品を作った際に形状を安定化させ型崩れを防ぐ方法として、糊を入れる技法があります。

ここでは簡単にスティック糊を使用する方法を、前回の伝承のゆりタイプⅡを例にご紹介します。(まあ、塗るだけなんですけどね)

 

基本的な流れは、ユリを折って折り紙に折り目をつけ、一度広げて、花びらの内側にスティック糊を塗り、組み立て、形状を整える、という感じです。

以下一通り手順を示しておきます。

最初に折り目をつけるべく、折ってゆきます。

Photo

最後まで折ってしまうと、広げにくくなるので、軸を細くする手前まで折っておきます。

Photo_2

紙を広げて、花びら4辺の裏側に糊を軽く塗ります。多少はみ出ても問題ありません。

次に、ユリを最後まで折りあげ、花びらに巻き癖をつけます。

Photo_3

すこし強めに癖をつけておいたほうがよいようです。

Photo_4

乾燥するのを待って、かたちを整えて完成です。

完全に型崩れを防ぐことは難しいようですが、これでかなり長い期間形状を保持できると思います。

普通の折り紙を使用する際には、糊の水分を吸って紙が膨張し、でこぼこができてしまったり、皺になったりしやすいので、糊を少量薄く塗ることがポイントになります。

スティック糊の種類にもよりますが、滑らかでのびのよいスティック糊は水分が多い傾向があるので、そのような場合には紙の上を1回なでる程度(1往復では多い)にしておいたほうが良いようです。

何種類かのスティック糊で試したところ、消え色PIT(トンボ鉛筆) が水分が少なく、きれいに仕上がるようでした。この場合には紙に薄く糊の色がつく程度(1往復くらい)まで塗って大丈夫だと思います。

 

折ったり、ばらしたり、乾燥を待ったり、とだいぶ手間が掛かりますが、コレでだらしなく伸びきったユリを見なくてすむと思います。

ユリ以外の折り紙にも、形状を安定化する手法として使えると思います。ツイストローズやBird Base Rose の中心部に適用するのもよいでしょう。

 

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この伝承のユリ(タイプⅡ)は、川崎敏和氏 編・著の「博士の折り紙夢BOOK」に紹介されています。

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2012年3月21日 (水)

ゆり(伝承?)あれこれ

みなさん、たいへんご無沙汰しておりました。(2年ぶりぐらいです。)

アクセス数があっという間に10万を超え、気が付くと15万アクセスの大台?に乗っておりました。これも日ごろより訪問・応援いただいている皆様のおかげと、深く感謝しております。

実は、このブログをご覧になった方から、折り紙講師の依頼をいただきまして、またちょっと、(気が向いたらですが)更新してみることにいたしました。

さて、伝承作品の中で好きなものに、ユリがあるのですが、伝承作品なのに(もしかしたら伝承作品故にかも)いくつか種類があるようなんです。

たしかに、どれもユリなのですが、それぞれ個性があってだいぶ趣が異なるようなので、紹介させていただこうと思います。

Photo

左3つは、あやめの基本形(かえるの基本形ともいいますね)から折ってゆくいわゆる伝承の?ユリです。

右端は「伝承作品」ではありませんが、「作者不詳」のユリで、鶴の基本形から軸を細めるように折ってゆくものです。鈴木恵美子氏監修の「メッシュ折り紙」(ブティック社)に掲載されています。参考までに並べてみました。

 

一番左(タイプⅠ)が、伝承作品として最も広く知られているもののようです。

日本折紙協会の「花のおりがみ」や、山口真氏著の「日本のおりがみ事典」(ナツメ社)に伝承作品として紹介されています。

軸がタイトにすぼまっているのが特徴で、花びらを広げたりカールさせたりがちょっと難しいようです。実際に小生は「花のおりがみ」に記載の説明「花びらを中わり折りする」を読むまでは、どのような状態が正しいのかよくわかってませんでした。

花びらが軸の上部でギュッっと集まっているため、やや平面的になりやすいかもしれません。ユリ以外の他の花に見立てることもできそうですね。(スターフラワーとか?)

 

左から2番目(タイプⅡ)は、川崎敏和氏 編・著の「博士の折り紙夢BOOK」に伝承の百合として紹介されているものです。

この4つの中では、一番花びらを大きく広げることができます。中空(四角錐状)の軸構造とあいまって、立体的で奥行きのある華やかなユリといえそうです。

Photo_2

左から3番目(タイプⅢ)は、伝承の「あやめ」の花びらをカールさせて、ユリにみたてたものです。

「あやめ」としては伝承作品ですが、「ゆり」として伝承はされてきたものではないと思われます。

ところが、小生は長年これを伝承のユリと信じていました。このような方が結構いらっしゃるようなので、ユリとして並べてみました。

中央の4つの角が特徴的ですが、ユリのちょっとゴツイおしべやめしべを表現してると思えば、それらしく見えてくるのではないでしょうか。

 

伝承作品はずっと長い間、人から人へ折り伝えられてきた作品です。それが故に、多少のアレンジが加わって伝播してゆくこともあるのではないでしょうか。

これ以外にも多くの折り紙作家の先生方が、「ゆり」を創作されています。

あなたの「ゆり」のイメージに近いのは、どれでしょうか?

 

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