すいれん
今回は住田則子氏の「スイレン」をご紹介します。
合わせて折った「スイレンの葉」は笠原邦彦氏の作品です。
特別なアレンジはせず、丸いお盆やトレイなどを水面に見立てて、葉っぱと花を並べれば完成です。
住田則子氏の「スイレン」は裏白の正方基本形から外周の花弁をつまみ折りで作成しておき、最後に下部をねじって開く構成になっています。
「スイレン」と「ハス」はとてもよく似ていてよく混同しますが、水面に花が浮いているものが「スイレン」で、「ハス」は水面から茎が伸びて水の上で花が咲くそうです。
(どこにでも例外はあるみたいですが…)
ですから「ハス」を厳密に表現するためには、茎を作って水面から持ち上げてやる必要がありますね。
また、「ハス」の葉っぱはほぼ円形ですが、「スイレン」の葉は切り欠きがあります。
笠原邦彦氏の「スイレンの葉」もこの形状がうまく表現されています。
そのほか両者の差といえば、印象派の絵画が「スイレン」、お釈迦様の台座が「ハス」、食べておいしいのが「ハス」(レンコン)といったところでしょうか。
(天ぷらが好きです。からしレンコンもよろしいかと・・・。)
「スイレンの葉」ならべてみると、なぜか無性にカエルが置きたくなってしまうのはなぜでしょうか。カエルはまたの機会に。
なおこの「スイレン」は6月17日(月)に読売カルチャー大森教室にて講習する予定になっています。(アジサイのアレンジが早く終わってしまったので追加変更です。)
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出典:
「すいれん」(住田則子氏) 月間「おりがみ」第406号(日本折紙協会)
「すいれんの葉」(笠原邦彦氏) 「博士の折り紙夢BOOK」(川崎敏和 編・著)朝日出版社
「薔薇と折り紙の日々」イメージギャラリーを、設置しております。
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