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2015年12月25日 (金)

巻き込み花芯のバラ C1ローズ

クリスマスが終わっちゃうと、もう今年も終わりです。街を彩るクリスマスの飾りを一晩で、お正月仕様に変更するのは大変な作業なんだろうなぁと、いつも思います。(関係業者の方々お疲れさまです。) 

年間行事のバランス的にはクリスマスとお正月の間隔がちょっと狭すぎるんじゃないでしょうか。(まぁ、だからといってクリスマスを12月初旬に無理やり移動しちゃうわけにはいきませんしね)

さて、引き続きくす玉開発に飽きたままなので、1枚折りのバラのご紹介です。

今回は、巻き込み花芯のバラ C1ローズ です。

巻き込み花芯のバラ C1ローズ

C1は、くす玉のロールジョイント構造を単体のバラの花芯として採用してみた最初の作品です。

複数のユニットを接続のために相互に絡み合わせるのではなく、花芯として単体自身の羽どうしを絡める、「ひとりユニットごっこ」といった感じでしょうか。(クリボッチ?…とかでも、ちっとも寂しくないもん!)

ブログの記事的には、昨年夏2014年8月20日の記事で、「プロトタイプを折り紙教室でお土産としてお配りした」と記していますので、そのあたりの時期に完成した作品になります。

巻き込み花芯のバラ C1ローズ

今回は講習の際の見本に用いるためちょっと大きめの折り紙(17.6cm)で折ってみました。

相変わらず折り紙のくせに折るところの少ない作品で、折り図では表現しにくい曲げたり丸めたりする工程で出来上がっています。

まぁ、その分緩やかに変化する曲面で構成されるちょっとモダンで優美な作品に仕上がったと思います。

どうしても、くす玉でバラを表現する際には「質より量」で存在感を圧倒する感じになっちゃいますので(最近のアイドルか?)、たまにはこんなシンプルな1輪のバラもいかがかと思います。

巻き込み花芯のバラ C1ローズ

安価で入手しやすい普通の裏白の折り紙で折れる点も気に入っている点です。厳密には花の内側底面に裏の白い面が少し出ますが、実用上問題ないと思います。

このバラC1を使ってテーブルフラワーにアレンジした作品は、そごう横浜9Fの読売カルチャーにて、11月24日(火)、12月8日(火)に講習させていただきました。

また、来年の春ごろ朝日カルチャー横浜教室でも講習させていただく予定です。

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さて、巻き込み花芯のバラ C1ローズ いかがでしたでしょうか。

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