松ぼっくり
やっと、安定した秋空が眺められるようになってきました。「平年並みの気温」という表現を聞くと、あ~そうか、秋っていつもはこれぐらいの陽気だったんだなぁと思いだしています。それでも、今シーズン一番の冷え込みってやつが、じわじわと近づく冬を意識ざせますね。
さて、この秋シーズンの茶色系折り紙、創作作品の第2弾は「松ぼっくり」です。
前の記事で、小さめの花弁がたくさんあるタイプのバラを構成するためのユニットU8を使ったくす玉U8-30ご紹介させていただきました。(バラのくす玉としての仕上がりは、なかなか上出来なんじゃないかと思ってますが…)
当初の目標通り小ぶりながらも花弁枚数の多いバラ(U8-4)、(U8-5)が実現できたのですが、どうしてもユニット数を増やすと、バラというより百日草的というか、松かさ感がぬぐいきれなくなっていました。(がんばれ!U8)
そこで、どうせならと開き直って、このユニットU8を使って「松ぼっくり」を作ってみることにしました。(いいぞ!U8)
ユニット構成的には、ユニットU8を3段カスケード接続したユニットを4組巻き絡める構成で、私の作品の記号番号にによる分類で表現するとU8c-12となります。
ユニットをカスケードに多段接続する場合通常は同じ大きさか、外周花弁を徐々に大きくしますが、この松ぼっくりでは、5cm→4.5cm→4cmと外周に行くにしたがって小さくすることで松ぼっくりらしい縦長のフォルムを実現しています。
たかが「松ぼっくり」ごときに、折り紙12枚ものリソースを食わすのもいかがなものかとも思ったのですが、やるからには全力を尽くしてしまう性分でして…。
前回の栗と一緒に並べると、秋らしい季節感もぐっと上昇します。
本来バラとして開発したユニットを松かさに転用しちゃうという、かなり自虐的?な作品ですが、まぁ結果的にはリアリティの高い、なかなか松ぼっくりらしい「松ぼっくり」ができたのではないかと自負しております。(カーネーションだって相当ひどい目に合ってると思うけど…)
さて、秋の茶色系折り紙創作作品第2弾「松ぼっくり」 いかがでしたでしょうか。
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