五角箱
ちょっとお天気が悪いと、だいぶ肌寒く感じるようになってきて、「今シーズン一番の冷え込み」ってやつが更新されていくようです。とはいえ日中は30℃くらいまで暑くなる日もあるそうです。寒暖の差が激しく、夏の疲れも出てくるころですね。どうぞ体調管理にお気を付けください。
さて、正方形から5角形の構造を形成する一つの手法として、「連続たとう折り原理モデル」をご紹介させていただきました。
この原理モデルは、5角形の内角(108°)の1/2に相当する54°の斜め線を、11:8の比率の長方形の対角線で近似するのが特徴になっています。(けっこう精度の高い近似です。)
原理モデルの応用例として、中間の一段をたたまずに5角柱をのこした「5角のキャンディー」はすでにご紹介済みです。
今回は、原理モデルの応用として「5角箱」を作ってみましたので、ご覧いただきましょう。
形状のイメージとしては、5角柱の上下端を「たとう」にたたんだ「5角のキャンディー」をぎゅっとつぶして、下端を内側に折り込んだとお考えいただければわかりやすいと思います。
なので、箱の内側(底)にもたとう折りのバラっぽい模様が現れます。ちょっと底がもっさりする感じになりますが、まぁ、クッション代わりになると前向きにお考え下さい。
下箱(中箱)の底は紙の組み方を少し変えて、すっきり仕上げています。
上箱、下箱(中箱)の2枚で構成される作品になりますが、11:8の比率は正方形から折り出す必要があるため、下箱(中箱)は元の正方形の用紙を少し小さくしておく必要があります。
シンプルな5角箱ですが、5角構造の薔薇なんぞを中に入れて、プレゼントにお使いいただくのも一考かと思います。
さて、「五角箱」いかがでしたでしょうか。
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