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2019年7月

2019年7月26日 (金)

五角のキャンディー(講習作品から)

7月も終わろうかという雰囲気の中で、まだ梅雨明けしません。昨日今日あたりはそこそこ良いお天気ですが、週末はまだ傘マークが並んでいます。胸を張って(?)の梅雨明けが宣言できるのはもうちょっと先なのかもしれません。それでももう十二分に暑いので、熱中症などにお気をつけください。

さて今回は講習作品から、五角のキャンディーです。

五角のキャンディー 創作:中 一隆 

本体のキャンディー部分は5角柱で、包んで両端をねじった形状になっています。全体のバランス的には包み紙が小さめというか中のキャンディーを大きく欲張った感じになっちゃいましたが、まぁ包み紙は脇役で中身が主役なので(空洞だけどね)それでもよいかと思っています。

五角のキャンディー 創作:中 一隆

正確に五角形にねじるようにたたむためには、54°の斜めの折り線が必要になります。この作品は54°の斜め線を11:8の比率の長方形の対角線として折り出しているのが特徴です。

五角のキャンディー 創作:中 一隆

厳密には、tan(54°)=1.3763819… を11/8=1.375 で近似する形になりますが、かなり精度の高い近似で、人が折り紙を折る際の誤差のほうがはるかに大きいと思います。

この11:8の比率を使って54°の角度を出す手法は、連続たとう折り原理モデル五角箱にも使っています。

大きめの紙で作ると、ギフトパッケージにもなります。中に飴ちゃんを詰めてキャンディー型のキャンディーケースなんていかがでしょうか。

この五角のキャンディーは五角箱と合わせて、7月21日(日)にルミネ横浜8Fの朝日カルチャー花の折り紙」講座にて、7月23日(火)にそごう横浜9Fのよみうりカルチャー指先の魔法☆折り紙」講座にて講習させていただきました。

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ここしばらく第2・4火曜日のよみうりカルチャー横浜のクラスは満席が続いておりましたが、10月期から第2・4木曜日に新しいクラスを開設予定ですのでどうぞご参加ください。直近になりましたら当ブログでも詳細をお知らせいたします。

さて、「五角のキャンディー(講習作品から)」いかがでしたでしょうか。

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2019年7月19日 (金)

帽子とひまわり

例年にない梅雨寒はなんとか解消したようですが、日照不足は相変わらずで、きゅうりやなす等の夏野菜が高騰しつつあると聞きます。

あまり暑くなるのも考え物ですが、早くすっきりと晴れ渡った夏の空を拝みたいものです。

さて今回は「帽子とひまわり」です。

これからの季節は夏の強い日差しを避けるため、お出かけには帽子があったほうがいいかもです。(今年の夏は暑くなるんでしょうか。)

個人的には汗をかいて頭がかゆくなっちゃうので、かぶるのはちょっと苦手ですが…。

帽子とひまわり 創作:中 一隆

今回は夏らしく、帽子にヒマワリの花を飾りにつけてみました。折り紙のヒマワリはニルバ・フィーナ・ピラン氏の立体的な作品が有名ですが、帽子のツバが狭いので、今回はちょっと平面的なヒマワリを作って乗せてみました。

帽子とひまわり 創作:中 一隆

以前ご紹介した、やさしい「コスモス」の花弁の切り出し形状と花芯サイズを変えて「ひまわり」にした作品です。

帽子は「カンカン帽」としてご紹介したものです。

帽子とひまわり 創作:中 一隆

夏らしい、元気で可愛らしい作品に仕上がったと思います。

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2019年7月12日 (金)

薔薇(U5-5)のコサージュ(講習作品から)

梅雨らしいどんよりしたお天気が続きています。蒸し暑さに苦しむ感じも少なくて例年より気温が低いような感じがしますね。それでも梅雨は梅雨ですんで、早く梅雨明けしてスカッとした青空を見上げたいなぁと思っております。

さて今回は、講習作品から「薔薇(U5-5)のコサージュ」です。

5つのユニットU5をがくで組み合わせた薔薇(U5-5)に葉っぱを三枚添えて、安全ピンで作ったブローチ台を貼りつけた作品です。

薔薇(U5-5)のコサージュ 創作:中 一隆

ユニットU5は、くす玉に組むための対称性を崩して(くす玉に組むことをあきらめて)単体の薔薇として完成度を高めることを目的に開発されたユニットです。

薔薇(U5-5)のコサージュ 創作:中 一隆

くす玉のための対称性を維持しようとすると、どうしても花弁サイズが均質になってしまい、単調な花弁構成になってしまいます。

この薔薇(U5-5)では、内周から外周にゆくにしたがって花弁サイズが大きくなるよう工夫して、自然な花弁構成を実現しています。

薔薇(U5-5)のコサージュ 創作:中 一隆

ブローチやコサージュを手作りされる場合、手芸店でブローチ台を買ってきて、グルーガン(ホットボンド)などで花を取り付ける構成が多いかと思いますが、そこは折り紙教室で取り上げる作品ですので、厚紙と安全ピンでブローチ台も作り、背面に糊付けする構造になっています。

薔薇(U5-5)のコサージュ 創作:中 一隆

厚紙のブローチ台は、折り紙セットの最後に入ってる厚紙を使って、安全ピンの片側をサンドイッチ(中間のスペーサーを合わせて3段重ね)するようにしています。

安全ピン以外はすべて紙製なので、軽くて衣装に負担のないアクセサリーに仕上がります。

みなさんも、せっかく作った折り紙作品をこんな風なアクセサリーに仕上げてみるなんて、どうでしょうか。

この「薔薇(U5-5)のコサージュ」は5月14日(火)にそごう横浜9Fのよみうりカルチャー横浜指先の魔法☆折り紙」講座にて講習させていただきました。

よみカル横浜(第2・4火曜)のこの教室はおかげさまで多数の方にご受講いただいております。(いつも満席かそれに近い状態です。)このたびご好評にお答えして教室を増設させていただく運びとなりました。10月期からは、この第2・4火曜に加えて、第2・4木曜(13:00~15:00)に開設させていただく予定です。受講のお申し込みは8月20日前後から始まりますので、直近になりましたら当ブログでも詳細をお知らせいたします。

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2019年7月 5日 (金)

折り図のお絵描き- 1(風船の基本形を描く)

バケツをひっくり返したような…、としか表現できないような大雨にみまわれている今日この頃です。豪雨の影響を受けられた方々にお見舞い申し上げます。

さて今回は、折り図のお絵描き- 1(風船の基本形を描く)です。

折り紙の折り図は、折り手に正確に折り方を伝えることが第一の目的です。「正確に」という意味では精度の高い正確な図面を製図してゆく必要があります。しかし、紙の重なり・構造、そして現在の状態をわかりやすく示すために、少し立体的に誇張して描く必要もあります。

正確な図面という意味では、「製図」ですが、立体的に誇張した図は「お絵描き」であり、両者を持ち合わせた図を作成する必要があります。

折り紙の創作活動の初期のころは、折る工程のスナップショットを写真で残していましたが、講習でのわかりやすさを考慮し数年前から、講習資料の折り図をPCで描画するようにしました。最近になってやっとお絵かきソフトをそこそこ使いこなせるようになってきましたので、この「折り図のためのお絵描き」についてちょっとご紹介しましょう。(とはいえ、まだ使ったことのない機能が結構あるみたいです。奥が深いです。)

OpenOffice Draw による折り図作成
OpenOffice Draw による折り図作成

使用しているお絵描きソフトは、無料で入手使用できる統合オフィスソフト Apache Open Officeに含まれる Draw です。Freeのお絵描きソフトとしては、Inkscape がadobeの Illustratorの代替として広く使われているようですが、ちょっとずつ変化していく何枚もの折り図をパラパラ漫画のように作成するのには、OpenOffice Drawのほうがいいんじゃないかと(勝手に)思っています。

類似な無料で入手使用できる統合オフィスソフトとして、Open Officeから派生した LibreOffice というものもあるようで、これからちょっと使って見ようという方はこちらの方がいいかもしれません。本質的な機能はあまり変わらないようですが、アップデートやバグフィックスも豆で、マイクロソフトオフィスとの互換レベルも高いと聞いています。(私はもう使い慣れちゃったし、CPU負担も少なめなのでしばらくこのままのつもりです)

私のOpenOffice Draw による折り図作成方法は、A4サイズの用紙設定で、たいがいの場合20cm四方の折り紙を想定して、1ページに1枚ずつ工程にしたがって図を作成しています。各工程の折り図ができたら最終的に、A4サイズの中に12~15の工程図を縮小して納め、キャプションを加えて、全体の折り図として完成させています。

正確な「製図」の手法は、標準的な使い方なのできっと慣れれば問題ないかと思います。立体的に誇張した「お絵描き」のやり方を「風船の基本形」を一例に以下、手順を追って示してみましょう。

風船の基本形を描くFig1
純粋な製図として直角二等辺三角形を描きます。

風船の基本形を描くFig2
中に折り込まれている紙で、正しく製図します。

風船の基本形を描くFig3
ここから、お絵描きです。

風船の基本形を描くFig4

風船の基本形を描くFig5

風船の基本形を描くFig6

風船の基本形を描くFig7

風船の基本形を描くFig8

風船の基本形を描くFig9

風船の基本形を描くFig10

風船の基本形を描くFig11

風船の基本形を描くFig12

風船の基本形を描くFig13

こんな手順で、折り図の中の1コマ「風船の基本形」を描くことができます。けっこう地味に手間がかかることがご理解いただけたらと思います。

ポイントは、折り紙を構成するすべての紙を(ちょっと歪ませたりしていますが)きちんと全部描いてあるということです。表面の紙1枚に影を付けるように、背面の紙の見える部分だけ描く方法もありますが、この後、めっくたり、開いたり、裏返したり…の操作した図をきちんと描いてゆくためには、ここで手を抜くとかえって面倒くさくなるようです。

すべての紙とその構造が図中に盛り込まれていますので、お絵描きソフト内のバーチャルな空間で折り紙をしている感じになります。面倒くさいと一蹴されるとそれまでですが、図に表してみると新たな発見があったり、あらたな作品への展開が見えてくることもあります。

今回の背面の紙を適度に歪ませて、立体的な誇張を得る方法は、あくまでも疑似的な手法です。2枚目、3枚目の様子が下部から覗けるのは厳密には視点を下から見上げた想定になっています。真正面からではなく、下方から角度δで見上げた正確な投影図であれば、全体サイズも垂直方向にCos(δ)の係数が掛かって少し縮んでいる必要があります。ただそれでは、折り図的な正確さを失ってしまうとうジレンマが生じます。

そんなわけで、正確な製図的側面と立体構造を直感的に把握するためのお絵描き的側面が融合した図面が「折り紙の折り図」ということになるわけです。(正面は寸法は正確に描き、さらに奥行きを追加する特殊な斜投影法といえるのかもしれません。)

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