バラ付きの五角箱 Ver.2
11月に入って、朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。日の出も遅くなってきて、なかなか布団から出られなくなっちゃいそうな感じです。それでも日中のさわやかな秋空は、すがすがしく、集中して仕事するには良い気候ともいえると思います。
暑くも寒くもない良い気候のこの時期の折り紙には、ぜひ拙著「折り紙のバラとくすだま」をお手元にどうぞ。
「どんな作品が掲載されてるの?」と思った方は、日本ヴォーグ社のHPにて目次と作例写真のページが「立ち読み」という形でご覧いただけますので、参照してみてください。日本ヴォーグ社「折り紙のバラとくすだま」 立ち読みページ
さて今回は、「バラ付きの五角箱 Ver.2」をご覧いただきましょう。
初代のバラ付きの五角箱(Ver.1)はすでにご覧いただいておりますが、今回は更に手を加えた新しいバージョンになります。
最初のバージョンの課題は、中箱と上箱のバランスがとりにくいことで、バラ折り出しによって浅くなった上箱に合わせて、中箱もリソースを無駄にして背が低くなるよう調整しいていた点です。
今回は上箱をさらに浅くすることで中箱とのバランスを取ろうという試みです。浅くした分の余ったリソースは花に回して、折り出すバラのボリュームをUpさせてやろうという作戦です。
上箱が浅くなったことで、少し蓋がはずれやすくなっちゃいましたが、きっちっと折っていただければ実用上問題ないレベルに収まる’かと思います。
上部に折り出すバラは、五角のたとう折りを2段繰り返す構造により、目論見通り花弁ボリュームを増すことに成功しています。
花の形状としては、一重のシンプルなバラの方がよかったかなぁとも思いますが、まぁ、今回の新しいバージョンもバリエーションとして面白いのではないかと思います。
ユニット構成の箱と異なり、大きめの紙が必要になってしまいますが、正方形からの正統派折り紙技法で五角構造のバラと箱を折り出すマニアックな作品になっています。
さて、「バラ付きの五角箱 Ver.2」いかがでしたでしょうか。
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〇花の折り紙一日講座 11月22日(日)10:00~15:00
・「トーラス構造のバラS2」と「五角の葉っぱの台」
朝日カルチャーセンター横浜教室(ルミネ横浜8F)045-453-1122
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コメント
こんにちは。
久しぶりに覗いてみたら、美しい折り紙作品に感動しました。
10年前、電車の中でパッと折り紙を折って下さり、思わず笑顔になってしまった体験。あの後もバラを折って下さり、感動したこと。
覚えてらっしゃらないと思いますが、ずっと暖かい思い出として心に残っています。
あの時はありがとうござございました!
投稿: ゆう | 2020年11月10日 (火) 10時29分
ゆう さん、
コメントありがとうございます。
10年前だと、このブログを始めたころですね。
結局のところ、趣味が高じて折り紙教室の講師や書籍の出版など、折り紙のクリエイターを生業とするようになってしまいました。
今後も機会がありましたら、引き続き作品をご覧いただけたら嬉しいです。
投稿: なか(管理人) | 2020年11月10日 (火) 10時37分