多重ねじり折りのシンプルなバラM1

さて今回は、「多重ねじり折り」を使ったシンプルなバラM1をご覧いただきましょう。

「多重ねじり折り」(Advanced Multiple Twist Folding) はねじり折りを多段に繰り返す折り方で、わずかなリソースの追加で約3倍の花弁密度が得られる優れた手法です。

今回はこの「多重ねじり折り」をメインで用い、他の装飾を極力削ぎ落してシンプルな構成を目指した作品です。そういうわけで、今回は理詰めで底が閉じられる構造はあきらめて、底を閉じない半開構造になっています。川崎ローズでいうと、一分ローズの構造に近い形です。

さすがに、底にポッカリ口が空いたままだと締まりがないので、専用のがくを組み込むようにしてあります。

きちんと「がく」を取り付ければ半開構造でも意外と気にならないかなぁと思います。（花にシンプルさを追求した割に、「がく」は結構複雑だったりしますが…）

折る工程数も４５Step程度(がくを除く)と手軽に１５ｃｍタント紙で折れるシンプルな作品ですが、「多重ねじり折り」による密度の高い花弁構造により十分に見栄えのする作品に仕上がったと思います。

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さて、「多重ねじり折りのシンプルなバラM1」いかがでしたでしょうか。

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