升(マス)と仕切りのある器
さて今回は、土戸英二氏の「升(マス)」と「仕切りのある器」をご覧いただきましょう。
いずれも、伝承の「箱」と同じ構造ですが、「升(マス)」は長方形の用紙を用いて、紙の中央に仕切りを形成することで、長手方向を正方形に縮めるように設計されています。 あとは仕切りを除いた正方形の紙で伝承の「箱」を組み上げる感じでしょうか。
「仕切りのある器」は正方形から、バラQの花芯を作る要領で十字の仕切りを折りだしています。(バラQは、「立体構造を楽しむ バラの折り紙」 掲載作品です)この技法は、もともと「ねじりバラ」の中央の出っ張りを防ぐために開発したものです。
伝承の「箱」の底にはざぶとん折りのように三角が敷き詰められていますが、この三角のすき間からニョキっと仕切りが生えてくる面白い作品になっています。
仕切り部分は紙の裏面が出るので、裏表色の異なる紙で折ると仕切りの色が変わってアクセントになります。
さて、「升(マス)と仕切りのある器」いかがでしたでしょうか。
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