2020年8月14日 (金)

バラC1のテーブルフラワー 講習作品から(書籍掲載作品)

猛暑の日々が続いております。マスクでさらに熱がこもり、もうバテバテ状態です。新しい生活習慣としてのマスク着用には少し慣れた感じがしますが、レジ袋有料化はうっかりすると忘れちゃいますね。たいがい、マスクをきちんと忘れないで出かけると買い物袋忘れる、買い物袋をしっかり持つと「あっマスク忘れた!」てな感じです。両社が同時に実現されにくい排他的な関係と思っているのは私だけで結局「歳のせい」なんでしょうね。とりあえず熱中症にはご注意ください。

そんな猛暑の日は、クーラーのきいた涼しく場所で折り紙でもいかがでしょうか。ぜひ拙著「折り紙のバラとくすだま」をお手元にどうぞ。
「どんな作品が掲載されてるの?」と思った方は、日本ヴォーグ社のHPにて目次と作例写真のページが「立ち読み」という形でご覧いただけますので、参照してみてください。日本ヴォーグ社「折り紙のバラとくすだま」 立ち読みページ

さて今回は、最近の折り紙教室の講習作品から「バラC1のテーブルフラワー」(書籍掲載作品)です。

花芯を巻き絡めるバラC1を使ったテーブルフラワーです。

バラC1のテーブルフラワー 創作:中一隆

バラC1を5輪、サイコロの「五の目」状に配置し周囲にユリの小花と葉っぱをあしらったアレンジで、BlogやSNSでも人気の作品です。

蛇足ですが、サイコロの「五の目」状の配置はQuincunx(クインカンクス)と呼ばれる配置で、最近は使われなくなりましたが画像信号の帯域圧縮などに使われるオフセットサンプリングやサブナイキストサンプリングの画素配置と同じです。(テレビのインターレースも……、 死語が羅列されただけの蛇足でしたね)

バラC1のテーブルフラワー 創作:中一隆

バラC1はシンプルで折る工程が短いため、やさしい作品と思われがちですが、(書籍でも掲載順は早いほうですね)シンプルゆえに美しく仕上げていただくのは至難の技といいますか難しい作品なのです。お習字を例に例えると画数の多い「薔薇」や「檸檬」よりひらがなの「の」とか「ね」とかのほうが美しく書くのが難しいのと同じかもしれません。

バラC1のテーブルフラワー 創作:中一隆

Face to Face の折り紙教室の講習ではその辺の、美しく仕上げるためのコツ・ノウハウを具体的かつ丁寧に伝授させていただいております。
書籍ベースで制作される方にとっては、ご自身で色々工夫を積み重ねていただくことを楽しむ感じの作品ということになりますかね。

この「バラC1のテーブルフラワー」は8/2(日)、8/30(日)のルミネ横浜8Fの朝日カルチャー横浜花の折り紙」講座、ならびに8/11(火)、8/25(火)のそごう横浜9Fのよみうりカルチャー横浜指先の魔法☆折り紙(火曜)」クラスにて絶賛講習中になっております。

夏の折り紙教室の情報はこちらをご参照ください。PCならびにPCモード設定の方は、最新の情報をいつでもこちら からご覧いただけます。  

さて、「バラC1のテーブルフラワー 講習作品から」いかがでしたでしょうか。

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当ブログの作品を集めた拙著「折り紙のバラとくすだま」(日本ヴォーグ社 ISBN:9784529059138)です。
バラのくす玉をはじめ、バラ・カーネーションの花束やバラのテーブルフラワー等の人気作品も掲載。

 

折り紙の楽しさを感じていただけたら、ぜひお近くの折り紙教室へ。

自分で折れたらもっと楽しい。折り紙教室の詳細はこちらです。

折り紙講師のご用命・個人レッスンも承っております。ご依頼・お問い合わせは、こちら メールフォーム からどうぞ。

Instagramへの投稿始めました。スマホからでも高画質の画像をお楽しみいただけます。(@kazutaka.naka)  PCの方はWeb版はこちらから。

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2020年8月 8日 (土)

日々草(講習作品から)

念願の梅雨明けは迎えたものの、ものすごい猛暑です。あんなに待ち望んでいた夏の日差しだったわけですが、もう飽きました。十分です。
早く秋が来て、涼しくなりませんかねぇ。立秋がすぎたので暦的には「秋」ということになるらしいですが…。「猛暑」ではなく「猛残暑?」
水分補給に気を付けて、熱中症にご注意ください。十分に人が少ない場所ではマスクを外して放熱に心がけましょう。

そんな猛暑の日は、クーラーのきいた涼しく場所で折り紙でもいかがでしょうか。ぜひ拙著「折り紙のバラとくすだま」をお手元にどうぞ。
「どんな作品が掲載されてるの?」と思った方は、日本ヴォーグ社のHPにて目次と作例写真のページが「立ち読み」という形でご覧いただけますので、参照してみてください。日本ヴォーグ社「折り紙のバラとくすだま」 立ち読みページ

さて今回は、最近の折り紙教室の講習作品から「日々草」をご覧いただきましょう。

「日々草」 創作:中一隆

炎天下の熱い日差しの中でも、毎日毎日健気に咲き続ける可愛らしい花「日々草」です。植木鉢を模した花器に花6輪と開きそうなつぼみ、葉っぱなどを配置した作品になっています。

「日々草」 創作:中一隆

植木鉢は、伝承の「つのこうばこ」をアレンジしたもので、少し平たい形になっています。

「日々草」 創作:中一隆

花は5枚花弁で、五角形から折り出す極めてシンプルなものですが、ピンクと白の花をぎっしり隙間なく並べると、それなりに存在感ある一品に仕上がります。難点はちょっと細かい作業が多い点で、開きそうなつぼみやガクは3.5cmの折り紙で作っています。

夏らしい、とても可愛らしい人気の作品になっております。

この「日々草」は7月23日(木)に、そごう横浜9Fのよみうりカルチャー横浜指先の魔法☆折り紙(木曜)」クラスで講習させていただきました。

夏の折り紙教室の情報はこちらをご参照ください。PCならびにPCモード設定の方は、最新の情報をいつでもこちら からご覧いただけます。  

さて、「日々草(講習作品から)」いかがでしたでしょうか。

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バラのくす玉をはじめ、バラ・カーネーションの花束やバラのテーブルフラワー等の人気作品も掲載。

 

折り紙の楽しさを感じていただけたら、ぜひお近くの折り紙教室へ。

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2020年8月 2日 (日)

折り図のお絵描きー4(写真からのトレース)

8月に入って、やっと梅雨明けの運びとなりました。7月の日照時間は統計史上最低だったようで、旬の夏野菜の高騰もちょっと気になる感じです。

新型の例のヤツの第二波を避けるべくご自宅での籠城のお供には、ぜひ拙著「折り紙のバラとくすだま」をどうぞ。

折り紙教室はすでに7月より通常営業に戻っておりますが、さすがに緊急事態宣言中の"Stay Home"期間はお休みが続きました。この期間に、新作の創作活動や折り図の整備など普段取り組みにくい作業を進めてきました。多忙を言い訳にして途中で投げ出していた折り図をきちんと完成させることができた作品も数点あって、今後徐々に講習などでお披露目させていただくことも可能になるかなぁと思っております。(まぁ、悪いコトばっかりでもなかったかと…)

さて今回は、「折り図のお絵描き」第4弾 です。

記事「折り図のお絵描き」は、
    折り図のお絵描き- 1(風船の基本形を描く)
    折り図のお絵描き ー2(完成図と作品写真)
    折り図のお絵描き ー3(立体の投影図)
と続いて、今回の第4弾は複雑な立体形状を描画する奥の手である、写真からのトレースです。

U7L-4 完成図(写真からのトレース)創作・作図:中 一隆
U7L-4 完成図(写真からのトレース)

実際に現物の折り紙を折って、写真を撮り、この写真をなぞって立体図を起こすというような手順になります。いったん写真を撮るのはちょっと面倒ですが、絵心がなくても複雑な立体図を描画することが可能になります。

U1-1 完成図(写真からのトレース)創作・作図:中 一隆
U1-1 完成図(写真からのトレース)

お絵描きソフトのレイヤー(階層)機能を使って、写真を最下層に貼りつけておき、このレイヤーは加筆修正できないようロックしておきます。この上の階層に写真の輪郭をなぞって書き込んでゆくわけです。ちょうど写真の上にトレーシングペーパーを重ねて、トレーシングペーパーに輪郭を写し取る作業と同じです。

お絵描きソフトのレイヤーは、各層独立に[表示]/[非表示]を切り替えることができますので、トレーシングペーパーをめくって写真を直接見たり、描いた図のみを見たりするような感じで描画作業を進めてゆくことができます。

U4-4 完成図(写真からのトレース)創作・作図:中 一隆
U4-4 完成図(写真からのトレース)

色を付ける際には、最初は半透明の透き通った半透過属性の色を使うと、下の写真を見ながら進められるので便利です。

こんな手間をかけずに、「写真をそのまま折り図に張り込んじゃえばいいじゃん」とのお考えもあろうかと思います。しかし、写真では照明の具合や陰影、フォーカスや焦点深度(しぼり)設定により、どうしても見にくい部分が生じてしまいます。また角度などによっても構造が明確にわからなかったりしますので、わかりやすい折り図のためには、図の描画は必須と考えています。(もちろん補足的に写真を追加することはアリと思いますが…)

C3 ・カーネーション 完成図 創作・作図:中 一隆
C3 ・カーネーション 完成図

写真の輪郭をなぞるだけの単純な作業と思えるかもしれませんが、誰にでもできる作業ではなく、折り紙作品の構造をよく理解・熟知していないと、正確でクリアーな図を起こすことはできません。結局、業者さんや編集さんに丸投げすることはできないというか、納得した仕上がりを得るためには他人任せにせず、創作者自ら描くしかないようです。(他人の仕事にケチをつけたがるというか、結局自分でやらないと気が済まない性格?)

折り図の作成、特に立体図の描画は非常に手間がかかるため、私の場合備忘録的な展開図や平面の図面まで描いて、そのまま放置してしまうことが非常に多いです。ところが、時間が経過すると作品への情熱が冷めてきて、手間のかかる立体図の取り組みはさらに面倒になってしまう傾向があります。(どんな作品だったか忘れちゃう場合すらありますんで…)

作品創作直後で、達成感と作品への熱い想いがたぎっているうちに、一気に折り図を作成するのが良いのかもしれませんが、折り図作成には頭を冷やして冷静に効率的な作業手順をあらためて検討しなおす場という側面もありますので、なかなか思い通りにいかないというのが実情でしょうか。

まぁそんな感じで七転八倒しつつ、七難八苦に耐えながら、折り紙教室の生徒さんや書籍の読者の皆様に、わかりやすく楽しく作品を作っていただくために、日夜努力を続けているわけです。

結局最近では、実際に折り紙を折ったりいじくりまわっしてるよりも、はるかに多くに時間をPCでの折り図作成に費やしております。なんだか自分が何屋だったかわからなくなってきてますが…。まぁ、エンジニアとして会社で研究・開発・設計をやってた際も、ねじ回しやハンダゴテでモノを作ってる時間より、仕様書・設計書・作業手順書・週報・月報・研究報告書・特許などなど、ドキュメントを作成してる時間の方がはるかに長かったのと同じかもしれません。アマチュアの趣味のモノ作りなら「作りました」「できました」「すごいでしょ」ですむのかもしれませんが、プロのお仕事として取り組むっていうことは、こうゆうものなのかなぁと思っています。

さて、「折り図のお絵描きー4(写真からのトレース)」いかがでしたでしょうか。

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2020年7月27日 (月)

ねじり折りのスタンダードな薔薇 N3

7月もぼちぼち終わりに近づいていますが、梅雨明けの発表はまだのようで、ぱっとしないお天気が続いています。それでも時より雲の間から垣間見える青空と太陽には十分に夏本番の勢いを感じます。梅雨明けしたらすごい勢いで暑くなりそうな感じです。マスクをしてると熱がこもるし、のどの渇きを感じにくくなるようです。どうぞ熱中症にお気を付けください。まぁ、それ以外に気をつけなきゃならないこともいっぱいありますが…。

こんな梅雨明けを待望する時期のご自宅での籠城のお供には、ぜひ拙著「折り紙のバラとくすだま」をどうぞ。

さて今回は、ねじり折りのスタンダードな薔薇N3をご覧いただきましょう。

先日ご紹介した不切正方一枚折りの薔薇N4より、番号の一つ若い作品で、N4開発のベースとなった兄弟(兄貴?)的な薔薇になります。

薔薇(N3) 創作:中 一隆

不切正方一枚折りであって、花芯構造は「ねじり折りとその立体化」です。シンプルな花芯構造で、裏蓋をきちんと閉じることを所期目標に開発を進めました。

「ねじり折りのバラ」はその構造がどうしても複雑になりやすいため、現在世に多く出回っているほとんどの作品が半開構造で、裏面に穴が開いたものが多いようです。(一分ローズも半開でしたね) 裏の穴はなんだか個人的に完成度が低いイメージで今一つなので、とりあえず蓋を閉じることを目標に設定したわけです。

薔薇(N3) 創作:中 一隆

やはり、折り紙らしく理詰めで蓋をきちんと閉じられる構造は理想的です。

蓋を閉じるための構造として、ねじり折りによる茶筒状に丸めた花を四角柱に見立てて、底部をたたんで閉じる(3分ローズスタイル)や、四角柱の中段でねじるようなたとう折りを行って蓋を閉じ、余剰の最下段部で外周花弁を形成する(川崎ローズ「薔薇」スタイル)手法が考えられます。

今回は川崎ローズ「薔薇」に近いアプローチで底部を閉じる構造の開発を進めましたが、当初は多重に重なった紙で底部を構成することになり、リソースの有効活用という観点からは程遠いものになっていました。

そこでこのN3(以降N4も)では、多重に重なった底部から、外周花弁をさらに引き出して形成する手法を採用することで、リソースの有効活用ならびに豊かな外周花弁を実現しています。

薔薇(N3) 創作:中 一隆

まぁ、一筋縄ではいかない複雑な構造ですので、この形態にたどり着くまで相当の試行錯誤を必要としました。それでも、スタンダードなねじり折りの花芯構造にもかかわらず、無駄のない外周花弁によって、十分なボリューム感を与えることができていると思います。もちろんきちんと裏蓋を閉じる事ができ、所期目標はクリアしてます。

このN3をベースに大胆な花弁増しを追加した作品がN4です。予想以上にN4が好評だったので、N4を折っていただく前に、組み立ての練習というか前哨戦的な意味合いでの講習を考えていましたが、こうしてみると、これはこれでなかなか良い作品に仕上がっていて、単独の独立した作品としてご紹介できるレベルかなぁと思っています。

底部を正方形に組んで蓋を閉じる構造のため、若干シルエットが四角っぽくなりやすい傾向もありますが、まぁこれも「理詰めの折り紙」らしくてよいのではないでしょうか。

さて、「ねじり折りのスタンダードな薔薇 N3」いかがでしたでしょうか。

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当ブログの作品を集めた拙著「折り紙のバラとくすだま」(日本ヴォーグ社 ISBN:9784529059138)です。
バラのくす玉をはじめ、バラ・カーネーションの花束やバラのテーブルフラワー等の人気作品も掲載。

 

折り紙の楽しさを感じていただけたら、ぜひお近くの折り紙教室へ。

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