おりがみ(4か国語)テキスト100
良いお天気に恵まれた秋の連休も終わって、ちょっと雲の多い日が続いています。
まぁ、平日のお仕事モードに切り換えるにはちょうど良い感じかもしれませんね。
さて、今回は新しく増補改訂された「おりがみ(4か国語)テキスト100
」をご紹介します。
左:旧版 右:増補改訂版
「おりがみ4か国語テキスト」は、日本折紙協会発行の折り紙のテキストです。
伝承作品を中心に比較的やさしい基礎的な作品が網羅されています。
もともとは折り紙講師取得のためのテキストで、旧バージョンでは60作品が掲載されていましたが、改訂版の「おりがみ(4か国語)テキスト100」では100作品に増えています。
印刷や、図版もとてもきれいで見やすくなりました。
青地に折り鶴の描かれた旧バージョンのテキストは、意外と見にくくって、正直言って折り紙講師の資格取得を目的とする方以外にはおススメしにくい面がありました。
この改訂版は折り紙の入門書として、どなたにもお勧めできるとっても良い書籍に仕上がっています。
お値段も¥1,080-(税込)とたいへんお手頃ですので、お子さんやお孫さんと一緒に楽しんでいただくのにもよろしいかと思います。
日本語以外に、英語、スペイン語、フランス語も併記されていますので、外国の方へのお土産にも喜ばれると思います。(フランス語訳には佐藤直幹氏もお手伝いされてるようですね。折り紙の世界は狭いなぁと感じます。)
2016年10月からは、折り紙講師の資格取得のためにはこのテキスト掲載の100作品を折って提出する必要があります。(9月30日までは旧版の60作品でOKのようです。)ちょっとハードルが高くなっちゃったように感じられるかもしれませんが、どれも基礎的なやさしい作品なので、ちょっと手間が増えただけですね。
好きな折り紙作品があって、その作品を一生懸命折ることはとっても良いことだと思います。でも、折り紙(だけじゃないんでしょうけど)の上達には基礎的な知識をしっかり学ぶこともとても重要だと思います。(健やかな成長のためには「好き嫌いしないで何でもよく噛んで食べる」ってことでしょうか。 なんのこっちゃ?)
「川崎ローズが折れます!」と胸を張って教室に来られた生徒さんが、実は「川崎ローズしか折れない」ということが判明したりすると、とっても残念に思います。(その方は「折り紙が好き」なのじゃなくて、「川崎ローズが好き」だったんですね。)
基礎知識をきちんと学んでみると、好きな作品を客観的に分析してみることができたり、その作品の折り方や構造から、原作者の意図をより深く理解することができるようになると思います。
この機会にぜひ折り紙の基礎から学び直してはいかがでしょうか。なにか新しい発見があるかもしれませんョ。
さて、増補改訂版「おりがみ(4か国語)テキスト100」 いかがでしたでしょうか。
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おりがみ4か国語テキスト100
(日本折紙協会)はこちらから購入できます。
当ブログの作品を集めた拙著「折り紙のバラとくすだま」(日本ヴォーグ社 ISBN:9784529059138)です。
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